米国株見通し:世界景気の減速懸念による株安の広がりで売り継続

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/18 18:39
S&P500先物       2558.75(+3.00) (18:05現在)
ナスダック100先物  6498.75(+9.50) (18:05現在)

 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は30ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比2ドル近い下落で推移。こうした流れを受け、18日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。

 前日の大幅安の後でいったん買い戻しもみられようが、世界景気の減速懸念から世界的に株安が広がっており、米株も改めて売りになる可能性が高い。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策(利上げ)に対するトランプ大統領の干渉過多を嫌気するムードも市場に広がりそうだ。NY原油先物は、需要後退思惑よる売りで下落余地を探る展開が続くとみられる。

 本日発表となる米経済指標は、11月の住宅着工件数と住宅建設許可件数。どちらも今年前半に比べ伸びが鈍化しており、住宅市場のピークアウト感が改めて示され、株式市場にはネガティブな材料になりそうだ。決算発表はダーデン・レストランツやマイクロン・テクノロジーがある。

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配信元: フィスコ