東京株式(大引け)=391円安、世界景気減速懸念を背景にリスクオフ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/12/18 15:48
東京株式(大引け)=391円安、世界景気減速懸念を背景にリスクオフ  18日の東京株式市場は売り圧力が高まり、日経平均は急落。世界景気減速への懸念がくすぶるなか、大きく値を崩した米国株市場に追随する動きとなった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比391円43銭安の2万1115円45銭と大幅反落。東証1部の売買高概算は16億2513万株、売買代金概算は2兆5098億4000万円。値上がり銘柄数は132、対して値下がり銘柄数は1982、変わらずは15銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米株急落を受けリスクオフの流れに大きく傾いた。日経平均は一時400円強の下げとなり、2万1000円大台割れも視野に捉える波乱含みの下げとなった。目先売られ過ぎの印象も強いが、きょう、あすの日程で行われるFOMCを控え、この結果を見極めたいとの思惑から買いが手控えられた。為替市場で円高に振れたことや、中国株や香港株などアジア株が総じて安かったことも投資家心理を冷やした。前日の米株市場ではこれまで底堅かったディフェンシブセクターのヘルスケア関連も値を崩しており、東京市場でもこの流れに追随する形で医薬品株などへの売りがかさんだ。ひと握りの中小型材料株に消去法的に投資資金が流入したものの、全般は総見送り状態といってよく、東証1部全体の93%が下落する売り一色の地合いとなった。

 個別では、任天堂<7974.T>が大きく値を下げたほか、武田薬品工業<4502.T>にも売りがかさんだ。ソフトバンクグループ<9984.T>、ソニー<6758.T>も下落した。ファーストリテイリング<9983.T>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>なども下値を探る展開。日本CMK<6958.T>は連日のストップ安、GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>レノバ<9519.T>なども大幅安となった。パーク24<4666.T>ケネディクス<4321.T>アプラスフィナンシャル<8589.T>なども安い。

 半面、昭和電工<4004.T>大東建託<1878.T>が堅調、急落の続いていたホシザキ<6465.T>も反発した。スズキ<7269.T>も買い優勢。ビーロット<3452.T>が一時ストップ高に買われ、アイネス<9742.T>IDOM<7599.T>も上昇した。鎌倉新書<6184.T>安藤ハザマ<1719.T>が上値指向、出光興産<5019.T>も値を上げた。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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