NY株安を嫌気し下値模索 21000-21300のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

NY株安を嫌気し下値模

●14日のNY株式市場は大幅安で取引を終了。中国の11月の工業生産高の伸び率が08年11月以来10年ぶりの低水準で、小売売上高は15年半ぶりの低い伸び率。さらに欧州では12月のユーロ圏総合PMI速報値が4年ぶりの低水準を記録し、売りが先行。また11月の米小売売上高は前月比0.2％増、11月の米鉱工業生産指数は前月比0.6％上昇で、いずれも市場予想を上回り米経済の底堅さを示すが売り強く、ダウは約7カ月ぶりの安値水準で取引を終了。

ダウ工業株　　　　２４１００.５１（－４９６.８７）▼２.０２％
ナスダック　　　　　６９１０.６７（－１５９.６６）▼２.２６％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２５９９.９５（－　５０.５９）▼１.９１％

●本日の日経平均はNY株安を嫌気し下値模索と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万１２２５円で、前週末の東京市場の日経平均終値２万１３７４円と比べ１５０円ほど安い水準。前週末の大阪取引所の日経平均先物終値は２万１２２０円　。

●日経平均株価と上下の節目

●２万１３７４円　前週末終値
　２万１２２５円　ＣＭＥ日経平均先物
　２万０９７１円　１０月２６日安値

●今週の主な予定　

17日（月）
米対米証券投資（10月）
米NY連銀製造業景況指数（12月）

18日（火）
独Ifo景況感指数（12月）
米住宅着工件数（11月）

19日（水）
日本貿易収支（11月）
英消費者物価指数（11月）
米経常収支（第3四半期）
米中古住宅販売件数（11月）
FOMC声明、経済予測公表、パウエルFRB議長会見
ソフトバンク、東証1部に新規株式公開

20日（木）
日銀政策金利、黒田日銀総裁会見
英中銀政策金利
米景気先行指数（11月）

21日（金）
日本消費者物価指数（11月）
米個人所得支出（11月）
米GDP確報値（第3四半期）
米暫定予算期限

※予定は変更することがあります。