ユーロ軟化 予想通り慎重姿勢を示す=NY為替
ユーロルはNY時間に入って売りが優勢となっており、ユーロドルは1.1330ドル近辺、ユーロ円は128円台に一時下落している。この日のECB理事会後のドラギ総裁の会見やECBスタッフ見通しを受けてユーロは売りが優勢となった。
ECBは予告通り年内一杯での資産購入終了に言及した。そのこと事態は大方の予想通りで、ユーロを圧迫したのがECBのスタッフ見通しで2019年の成長とインフレを下方修正したことと、ドラギ総裁が会見で「最近のデータは予想よりも弱く、リスクバランスは下振れに向いつつある」と述べたことがユーロの売りを誘ったようだ。
このところのドイツをはじめとした指標の弱さや、フランスやイタリアの政治的混乱などを考慮すると、ECBが慎重姿勢を強調するのは想定範囲であったのかもしれない。しかし、きょうのところは市場も改めて確認したといった反応ではあった。
ユーロドルの21日線は1.1360ドル近辺に来ているが、再び下回る動きが見られている。
EUR/USD 1.1352 EUR/JPY 129.05 EUR/GBP 0.8985
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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