米国株見通し:欧州政治不安いったん後退など好感

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/13 18:34
S&P500先物       2664.50(+ 8.00) (18:05現在)
ナスダック100先物  6828.00(+34.00) (18:05現在)

 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は50ドル高程度で推移している。欧州株式市場は小幅高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、13日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 米中90日協議の進展期待が引き続き先行していることや、イタリアや英国絡みの欧州政治不安がいったん後退していることなどが、買いにつながるとみられる。ただ、トランプ米大統領の元弁護士に対する禁錮3年の判決や、一部出版社が検察と司法取引で合意などが重しになる可能性も。NY原油先物は、米国の原油生産量や輸出量の減少、世界的な株高による需要回復思惑が下支えとなり、底堅い展開が見込まれる。

 本日発表となる米経済指標では、先週分新規失業保険申請件数が注目され、低下が予想される。米連邦準備制度理事会(FRB)の来週の利上げを後押しするとみられ、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。

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配信元: フィスコ