東京株式（前引け）＝続伸、アジア株高と円安を背景に上値追い

　１３日前引けの日経平均株価は前営業日比２１４円８７銭高の２万１８１７円６２銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は６億２１１３万株、売買代金概算は１兆２０８億８０００万円。値上がり銘柄数は１６２８、対して値下がり銘柄数は４２０、変わらずは７８銘柄だった。

　きょう前場の東京市場は、米中貿易摩擦問題に対する警戒感が一服し前日の米株高を受け買い優勢でスタート、その後日経平均は伸び悩む場面もあったが、外国為替市場で１ドル＝１１３円台半ばまで円安が進んだことや、中国や香港株をはじめアジア株市場が総じて堅調に推移していることを受け、再び上げ幅を拡大した。前引けは２万１８００円台で着地。東証１部全体の７７％が上昇する買い気の強い地合いだが、フシ目の２万２０００円大台に近づく場面では戻り売り圧力が意識されそうだ。

　個別では、武田薬品工業<4502.T>が買われ、ファーストリテイリング<9983.T>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>も上昇した。ファナック<6954.T>も堅調。エー・アンド・デイ<7745.T>が値を飛ばし、ニチコン<6996.T>、イビデン<4062.T>なども物色人気となった。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、キーエンス<6861.T>も軟調、ＺＯＺＯ<3092.T>も売りに押された。Ｈａｍｅｅ<3134.T>が急落、昭和電工<4004.T>も大幅安、ＳＢＩホールディングス<8473.T>も安い。

出所：minkabuPRESS