武田薬が買い優勢、シャイアー買収決議巡り乱高下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/12/05 14:10
武田薬が買い優勢、シャイアー買収決議巡り乱高下  武田薬品工業<4502.T>は上下に値動きの荒い展開も足もとは前日終値を1%近く上回る水準で推移している。株価は朝方安く始まった後プラス圏に切り返し、後場寄りに再び下に大きく振られた後、改めて切り返すハイボラティリティな値運び。マーケットの耳目を集めたアイルランド製薬大手シャイアーの買収問題については、きょう昼過ぎの臨時株主総会で買収を決議、これを受けいったんは財務負担を警戒した売りが先行したが、その後は今後の業容拡大に対する期待感が勝り買い優勢の流れとなった。市場では「買収を決議すること自体は前日の段階で織り込んでいたが、株主の間では買収に充当する4兆円相当の新株発行後の武田株への売り圧力を懸念する声があった。しかし会社側ではADRへの上場などでその思惑を緩和、さらに年間180円配当を死守する方針を示したとされ、これが評価の要因となったようだ」(国内証券アナリスト)という。武田薬は長きにわたり年180円配当を継続、現在の株価から換算した配当利回りは4.3%近くに達している。

出所:minkabuPRESS
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