決算マイナス・インパクト銘柄 … 伊藤園、ＤＬＥ、モロゾフ (12月3日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の11月30日から3日の決算発表を経て4日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　伊藤園 <2593>
　19年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常利益は前年同期比5.4％減の138億円に減り、通期計画の225億円に対する進捗率は5年平均の67.3％を下回る61.4％にとどまった。

▲No.2　ＤＬＥ <3686>
　19年6月期の連結最終損益を従来予想の1200万円の黒字→6億0300万円の赤字(前期は4億1100万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を50.0％毀損する規模となった。

▲No.3　アマガサ <3070>
　19年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常損益は9600万円の赤字(前年同期は1800万円の黒字)に転落した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2593> 伊藤園 　　　　東１　　 -4.22 　 12/ 3　　上期　　　 -5.37
<3686> ＤＬＥ 　　　　東１　　 -2.27 　 12/ 3　　　1Q　　　 10.00
<3070> アマガサ 　　　ＪＱ　　 -0.98 　 12/ 3　　　3Q　　　　赤転
<2217> モロゾフ 　　　東１　　 -0.18 　 12/ 3　　　3Q　　　-29.99

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした4日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース