ポンドは戻り売り優勢 12月11日までは神経質な展開も=NY為替チェック

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/30 02:53
 きょうのポンドは戻り売りが優勢となっている。ドルは前日からの流れを引き継いで上値の重い展開が見られているものの、ポンドは対ドルでも下落している。ポンドドルは1.2760ドル近辺まで一時下落。強いサポートとなっている1.27ドル台前半の水準をうかがう流れは依然として続いているようだ。きょうは英国債利回りも低下しているが、市場は、次回の英中銀の利上げ見通しを従来の2020年3月から5月に後退したようだ。

 12月11日に予定されている英EU離脱合意に対する英下院の信任投票に注目が集まっている。メイ首相は「否決されるなら、合意なき離脱の用意をすべき」と述べていた。ただ、市場では議会での承認は得られないかもしれないが、合意なき離脱の可能性は小さいと見ている向きも少なくないようだ。

 いずれにしろ、12月11日の採決までは、ポンドは神経質な展開も予想される。

GBP/USD 1.2779 GBP/JPY 145.01 EUR/GBP 0.8903

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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