米国株見通し:感謝祭休日前で反発も限定的か

配信元:フィスコ
投稿:2018/11/21 21:35
S&P500先物       2656.75(+16.75) (21:15現在)
ナスダック100先物  6582.00(+49.50) (21:15現在)

 21時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比130ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.90ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、21日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。

 2日大幅続落の後で本日はある程度買い戻しが見込めそうだが、米株式市場はあす22日が感謝祭休日で休場、翌23日が短縮取引となるため、反発は限定的になる可能性がある。23日の「ブラックフライデー」期待の買いがみられるかもしれないが、今月末のG20に合わせた米中首脳会談見極めを口実に、静観ムードが勝る可能性も考えられる。VIX指数は21台で推移しており、警戒感は残る。NY原油先物は、米原油在庫の増加が予想され、売り再燃となりそうだ。

 本日発表となる米経済指標は、10月の耐久財受注速報値や景気先行指数など。耐久財受注はマイナス転落が、景気先行指数も低下が予想され、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。決算発表は、ゲームストップなどがある。

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配信元: フィスコ