ドル円は底堅さ堅持し１１４円ちょうど付近 ドル高継続との期待高い＝ＮＹ為替チェック

　ドル円は１１４円ちょうど付近で推移している。前日は米株急落によるリスク回避の円高で１１３円台に再び下落し、東京時間には１１３．６０円近辺まで値を落としていた。しかし、貿易問題で米中が協議を再開との報道をきっかけにドル円は買い戻しが優勢となっており、ロンドン時間には１１４円台に戻していた。しかし、先ほどから取引が始まった米株の上値が重いことからドル円も１１３円台に再び下落している。

　ドル円は株にらみの動きが続くなか、先ほどから米株が下げ渋っていることで１１４円台回復を試す動きが見られている状況。ただ、米株も上値には慎重な面も強く、ドル円も１１５円を試そうという動きまでは見られていない。

　一方、下値も底堅くリバウンドの流れが崩れる気配もまた見られていない。もうしばらくドル高が続くとの期待が高く、ドル円をサポートしているものと見られる。米大手金融のファンドマネジャー調査によると、ドルロングが最も多かった取引の一つとなっているという。米追加利上げが期待されるなか、ドル資産は魅力的な投資先になっているようだ。

USD/JPY　114.00

minkabu PRESS編集部　野沢卓美