日本電産の９月中間期営業利益は２０％増、期末配当予想の増額も発表

　日本電産<6594.T>がこの日の取引終了後、第２四半期累計（４～９月）連結決算を発表しており、売上高７７７６億４００万円（前年同期比８．６％増）、営業利益９８２億３７００万円（同２０．１％増）、純利益７８５億１０００万円（同３２．１％増）だった。

　電動パワーステアリング用等の車載用モーターや、産業用モーターや発電機などが好調に推移した。また、ＨＤＤ用モーターは販売数量は減少したものの販売単価の上昇が貢献し増収を確保した。なお、上期の平均為替レートは１ドル＝１１０．２６円で前年同期比約１％の円高、１ユーロ＝１２９．８５円で同３％の円安となり、前年同期比の為替の影響は売上高で約１１　億円の増収要因、営業利益で約９億円の減益要因となったとしている。

　１９年３月期通期業績予想は、売上高１兆６０００億円（前期比７．５％増）、営業利益１９５０億円（同１６．９％増）、純利益１４７０億円（同１２．４％増）の従来見通しを据え置いている。

　同時に、従来５０円を予定していた期末配当予想を５円増額して５５円にすると発表した。年間配当は１０５円（従来予想１００円）となり、前期実績に対して１０円の増配となる予定だ。

出所：minkabuPRESS