[10月15日版] 週明け、日本株は再び暴落の可能性?

著者:中原良太
投稿:2018/10/14 09:00

これからの日経平均株価の展望

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

かろうじて、日本株市場が反発しました。でも、油断しないで下さい。もう一段、あるかもしれません。少なくとも、火曜日までは気を抜かない方が良いと思います。

相場暴落が暴落したとき、その後の週明けは、相場が荒れやすい傾向があります。しかも、得てして、よく週明けは下落しがちです。だから、「相場が下がった!」からといって、それだけの理由で飛びかないほうが賢明です。

経済学者の間では「Twist of the Monday Effect」という言葉がありまして。これは、相場のアノマリーなのですが、「下落した週の翌週明けは、続落しやすい」なんて傾向があるんですな。

これは世界的に確認されている傾向ですから、週明け早々、うかつに手を出すのはやめましょう。ひどい場合は、ふたたび暴落する可能性だってあります。

だから、ぼく自身、週初めは新たに株は買わない予定です。買うとしても、早くて火曜日以降にします。そのほうが、安全だと思いますので。

相場が下がったからといって、慌てる必要はありません。何も荒れているときに参入しなくても平気かと。思いつきで動くのは得策ではありません。

何にせよ、月下旬に入ってくると、ゆっくりではありますが、相場が上がりやすい傾向があります。だから、いったんは様子見してから、火曜日、水曜日あたりから、ゆっくり再始動したいところですね。

週明けに暴落が来ようものなら、それこそ大チャンスです。火曜日が絶好の仕込み時になると思いますので、それまではジッと息を潜めて待っていようと思います。

話をまとめると、「相場が値下がりしているときは、週明けも続落しやすいから、今は様子見しておいた方が良いよ」「だいたい、月下旬は相場が強いので、慌てる必要なし」「仕込むのなら、早くて火曜日かしら」といったところ。

いま含み損を抱えている方も、躍起になって取り返そうとしないこと。冷静さを失えば、傷をえぐることになりかねませんので…(自戒の意味も込めて)

- 中原良太
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想