東京株式(大引け)=314円安、リスク警戒ムード強く下値模索の動き継続

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/09 15:42
東京株式(大引け)=314円安、リスク警戒ムード強く下値模索の動き継続  9日の東京株式市場は終始売り優勢の展開となり、日経平均は大幅安で始まった後、前場後半にいったん下げ渋る動きをみせたものの、後場に売り直された。

 大引けの日経平均株価は前週末比314円33銭安の2万3469円39銭と大幅安で4日続落。東証1部の売買高概算は15億6850万株、売買代金概算は3兆380億1000万円。値上がり銘柄数は247、値下がり銘柄数は1823、変わらずは40銘柄だった。

 3連休明けとなったきょうの東京市場は前週後半の米長期金利上昇を背景としたリスク警戒ムードが尾を引く展開。中国人民銀行が預金準備率を引き下げたことで人民元安を招き、米中貿易摩擦の問題が改めてクローズアップされた。前日の米株市場では、NYダウが3日ぶりに反発したものの、ナスダック指数などは続落歩調にあり、中国・上海株市場も国慶節明けとなった前日に波乱含みの動きをみせたこともあって、買い手控えムードは強い。半導体関連株に売りがかさみ、投資マインドを悪化させたほか、CTAなど高速アルゴリズム売買の影響も下げ足を加速させる背景になったとみられている。東証1部全体の86%の銘柄が下落。なお、下値では買い向かう動きも観測され、売買代金は3兆円を上回った。

 個別では、任天堂<7974.T>が1000円超の下げとなったほか、トヨタ自動車<7203.T>ソフトバンクグループ<9984.T>も安い。キーエンス<6861.T>の下げも目立つ。東京エレクトロン<8035.T>SUMCO<3436.T>信越化学工業<4063.T>など半導体関連も売られた。アルテック<9972.T>が急落したほか、古野電気<6814.T>レノバ<9519.T>も大きく値を下げた。アルヒ<7198.T>大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>なども下落した。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が堅調、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>も高い。システムインテグレータ<3826.T>が急騰、クラリオン<6796.T>ゴールドウイン<8111.T>も大幅上昇した。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>が物色人気を集めたほか、ブレインパッド<3655.T>エックスネット<4762.T>なども上値追い。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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