米国株見通し:FOMC始まり取引は抑え気味に

配信元:フィスコ
投稿:2018/09/25 18:44
S&P500先物       2928.50(+ 3.00) (18:15現在)
ナスダック100先物  7586.00( 0.00) (18:15現在)

 18時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物はほぼ横ばい推移。NYダウ先物は前日比30ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.40ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、25日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 米国の対中制裁関税第3弾の発動を受けて、中国の王外相が本日、「米中の対立は双方にとって損」、「米国との通商不均衡は対話を通じた解決を望む」とする一方、「米国との交渉は、脅しや圧力のもとでは行えない」と述べており、早期の協議再開は難しそうだ。日米通商協議(FFR)が前日から本日にスライドして開催され、動向が注目される。NY原油先物は、供給懸念による買いが継続されるとみられ、株式市場の下支え材料になろう。

 本日発表となる米経済指標は、米国の連邦住宅金融局(FHFA)の7月住宅価格指数、7月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、9月消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀製造業指数。どれも前月をやや下回ると予想され、株式市場にはややネガティブな材料になるとみられる。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まることで(明日声明発表)、取引は抑え気味となろう。企業決算の発表では、ナイキがある。

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配信元: フィスコ