今回の注目度は!?8月恒例世界のビッグイベント「ジャクソンホール」が熱い??

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/08/19 15:26
 今週の重要材料、昨日のFOMC議事録に続いて、今回ジャクソンホールを取り上げたいと思います。
 
  カンザスシティ連銀が主催し、ワイオミング州ジャクソンホールでこの時期に毎年行われるジャクソンホール経済シンポジウム。今年は8月23日から25日の日程で行われます。
 この経済シンポジウムには、よほどの理由がない限りFRB議長が出席し、各国からも中銀総裁の出席があることで知られています。

 毎年テーマは違いますが、中銀総裁からは金融政策の話があり、今後の金融政策動向の大きなヒントになるということもあって、世界中からの注目を集めるイベントとなっています。

 今年のテーマは「変化する市場構造と金融政策への影響」。
 出席者や各講演・パネルディスカッションの日程・詳細については、シンポジウムが開催される当日まで主催者側からの発表がないのが恒例となっています。

 米国側からは、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁はともかく(出るにきまってます)、
パウエルFRB議長が24日に出席することが明らかになっています。
(シンポジウム側からではなく、FRBが公式予定表を事前に出す中で分かりました)。

 それ以外の出席者や講演内容については、どの国のどのようなメンバーが参加するのかまだ未定。昨年はドラギECB総裁、黒田日銀総裁がともに出席してパネルディスカッションに参加しており、今年も米国外からの参加者の出席について注目を集めそうです。(ちなみに昨年の場合黒田総裁の出席が発表されたのは公表の前日でした。ぎりぎりまでスケジュールを明らかにしないシンポジウムの方針もあってのことと思います。今年も出そうですが、今のところ公式発表はありません)。

 注目はパウエル議長の講演。9月の利上げのみならず、年内のさらなる利上げについて自信を見せるようだと、ドル買いの動きが強まる可能性があります。一方で通商問題などについて、懸念を強く示すようだとドル売りの可能性も。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

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