【海外市場の注目ポイント】7月の米小売売上高など

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/08/15 14:50
 きょうは米経済指標の発表が目白押しだが、米国の国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す米小売売上高が特に注目されている。日本時間午後9時半に発表される7月の米小売売上高については、総合の大方の予想が前月比0.1%増、自動車を除いた大方の予想が同0.3%増となっており、前月比で総合が6カ月続けて増加、自動車を除くと7カ月続けて増加すると見込まれている。1日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、米国の経済活動の判断は「力強い足取りで拡大」とされ、6月の「しっかりとした足取りで拡大」から上方修正されるなか、7月の米小売売上高が予想を上回る結果になれば、米国の景気の先行きに対する楽観的な見方が強まり、ドルが買われる可能性がある。
 
 きょうは7月の米小売売上高の他にも、8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が日本時間午後9時半に、7月の米鉱工業生産指数が同午後10時15分に発表されることになっている。8月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想が20.0となっており、前月の22.6を下回り、2カ月続けて低下するとみられ、7月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.3%上昇となっており、前月比では2カ月続けて上昇するとみられている。
 
minkabu PRESS編集部

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