【買い】大日本住友製薬(4506):上昇トレンドは崩れず◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/07/27 13:23

上昇トレンドは崩れず

業種: 医薬品
時価総額:9960億円
PER:28.44倍
PBR:2.19倍

【「ラツーダ」の独占販売期延長を評価】
今期業績は減益の見込みだが、抗精神病薬「ラツーダ」の独占販売期間が24年2月まで延長される可能性が出てきたことに注目。延長されれば、現在の開発薬にスムーズにバトンタッチすることも期待でき、パテントクリフ(特許切れによる業績悪化)は回避あるいは軽減される可能性があるとみている。

【CIRMのイベントでSB623のフェーズ1/2a試験が紹介】
5/31(米国時間)にカリフォルニア州再生医療機構(CIRM)のイベントで、同社グループの再生細胞薬SB623に関する慢性期脳梗塞フェーズ1/2a試験(米国)が取り上げられた。なお、SB623は現在米国では、米国・カナダ地域における共同開発パートナーである同社とともに、慢性期脳梗塞を対象にフェーズ2b臨床試験を実施。また、サンバイオ単独では外傷性脳損傷を対象に日米グローバル・フェーズ2臨床試験を実施している。

【 テクニカル面でも良好】
7月に入り1月の年初来高値を更新し上値追いの展開が続く。昨年来高値の2134円を抜けおり、2001年以来の水準となり大相場の様相も期待できる。


住友化学系の医薬品準大手。中枢神経領域とがんの医薬品開発に重点。

(7/27現在)

7/31追記 7/27に第1四半期の決算を発表、コア営業利益は184億円で前年同期比25.6%減益、通期計画770億円、前期比15.0%減益との比較でも減益幅は膨らんだ。薬価改定の影響に加えて、北米における新製品販売費用の増加なども響いた。7/30に京都大学医学部附属病院および京都大学iPS細胞研究所(CiRA)より、「iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療に関する医師主導治験」を2018年8月1日に開始する。
同社は、本治療につき、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と連携して実用化に向けて取り組んでいる。
配信元: 達人の予想

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