富士通コン、上期最終を赤字縮小に上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2018/07/26 13:30
 富士通コンポーネント <6719> [東証2] が7月26日後場(13:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は2億4300万円の赤字(前年同期は1億2300万円の黒字)に転落した。
 しかしながら、併せて4-9月期(上期)の同損益を従来予想の1億3000万円の赤字→3000万円の赤字(前年同期は2億9500万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
 上期赤字縮小に伴い、通期の同利益を従来予想の3億5000万円→4億5000万円(前期は2億円)に28.6%上方修正し、増益率が75.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の2.3%→-1.6%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 平成30年6月21日に、当社の連結子会社の一部が加入する富士通企業年金基金の一部制度を改訂し、当該制度に加入する現役従業員を対象に、勤続年数を含めた会社への貢献度を反映したポイント制を導入するとともに、リスク分担型企業年金(我が国における退職給付企業年金法(平成13年法律第50号)に基づいて実施される企業年金のうち、確定企業年金法施行規則(平成14年厚生労働省令第22号)第1条第3号にて規定)を導入いたしました。当社グループは「リスク分担型企業年金の会計処理等に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第33号 平成28年12月16日)を適用し、リスク分担型企業年金のうち企業が追加掛金の拠出義務を実質的に負っていないと判断した部分について、当該制度への移行時点で、移行した部分に係る退職給付債務とその減少分相当額に係る当該制度に移行した資産の額との差額を損益として認識するとともに、移行した部分に係る未認識数理計算上の差異を損益として認識し、また、基金規約に定められた特別掛金相当額の総額を負債として計上するなど清算損益を認識いたします。今般、移行時点の退職給付制度債務及び制度資産の再測定が完了し、年金制度改訂に伴う移行損益の算定が確定しました。これに伴い認識された損益について、当第1四半期連結累計期間の特別利益として158百万円を計上いたしました。これに伴い、税金費用を考慮後の親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益が増加することが見込まれるため、業績予想を修正するものであります。
配信元: 株探

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