[7月3日版] 日経平均492円安! 今が買い場か?

著者:中原良太
投稿:2018/07/02 21:29

日経平均492円安! 今が買い場か?】

7月2日の日経平均は492円58銭安でした。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がり業種は1つもなく、全33業種が値下がりしました。

前場はゆるやかに動いていましたが、後場に急に下落しましたね。大きな理由も見当たらず、気持ち悪い下げでした。2018年に入ってから、理由の見当たらない下落が、毎月末〜毎月初に強まっている気がします。

さて、これからの展望についてですが、TOPIX、日経平均が両方とも75日線、200日線を割り込んでいるのが嫌な点です。経済指標が長期線を割り込むと、相場は一気に冷え込む傾向があるので、下落が長引きやすくなります。だから、中長期のこの動きは不安材料ですね。

中でもキツイのが、新興株市場の下げです。新興株市場は、1度大幅下落をすると、そのままズルズルと続落へとつながりやすい傾向がありますので、注意が必要です。しばらく、マザーズ銘柄や、ジャスダック銘柄は、買わない方が無難でしょう。

一方、アノマリーとしては、「週明け早々の相場下落」は、逆張りのチャンスとなりやすい傾向もあります。ですから、買い場と解釈することも、できるにはできるでしょう。(ぎゃくに、週末ギリギリの相場下落は危険シグナルになりやすい傾向がありますね〜。)

また、大型株市場は短期的に暴落したときは、逆張りに動きやすい傾向があります。買い場になる可能性もありますから、その点には注目しておきたいところです。現に、ぼくもその可能性も考え、買い発注をいくらか出してあります。

…てなわけで、大型株市場は、短期的な相場上昇が期待できそうです。今の状況では、これまでの下落幅が大きな、「不人気銘柄」に注目することで、今後の値上がりが期待できるでしょう。参考までに、直近1ヶ月で特に不人気な業種をご紹介します。

◯直近1ヶ月で不人気な3業種
・空運(前月比-10.30%)
・その他製品(同-10.07%)
・金属製品(同-6.97%)

以上の3業種は、これから上昇へ転じる余地もあるため、それぞれ注目してみてはいかがでしょうか。

以降は、日本相場の上昇に期待しています。よって、7月3日は強気で行きます。注意しながら、着実な利益を狙っていきたいところですね。

では、7月3日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想