午前:債券サマリー 先物は続伸、リスクオフムードで買い優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/06/22 11:45
 22日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。欧米市場でリスク回避ムードが強まったことから、東京市場でもリスクオフ資産が選好された。

 ドイツ自動車大手のダイムラーが米中貿易摩擦を理由に利益見通しを下方修正したことで、貿易摩擦が世界経済を押し下げるとの警戒感が台頭。21日の欧米市場は株安・債券高となり、この流れが東京市場にも波及した。また、日銀が「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知し、買い入れ額が前回から据え置かれたことも安心感につながった。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比4銭高の150円84銭。出来高は8655億円だった。現物債に利回りは、10年債が前日に比べ横ばいの0.030%、20年債が同横ばいの0.500%だった。


出所:minkabuPRESS
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