【買い】日本瓦斯(8174):電力小売事業への参入決定に期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/06/21 11:06

電力小売事業への参入決定に期待

業種:小売業
時価総額:3122.5億円
PER:33.93倍
PBR:3.80倍

【プロパンCP価格の上昇で恩恵】
顧客獲得費用、広告宣伝費などの費用は予算内でコントロールされており、プロパンCP価格の上昇にも価格転嫁で対応しマージンを確保しており、エネルギーシステム改革を追い風にした顧客獲得ペースの加速による業績拡大の見方に変更はない。19年3月期の営業利益予想を120億円から130億円へ、20年3月期を同134億円から150億円へ上方修正している。
なお、5月15日に電力小売事業への参入決定を発表したが今業績に織り込まれておらず、プラットフォーム事業での新規パートナー獲得に加えて、電力小売事業開始のスケジュールや戦略などの具体化が今後の注目点となろう。

【3ヶ年計画を発表】
18年3月期の営業利益は都市ガスの自由化に伴う先行投資を行うことから、前期比で17億円の減益とする計画だが、ガス事業の顧客を増加させ、19年3月期には134億円、20年3月期には156億円と着実に利益が伸びる計画。そしてこの利益計画にプラットフォーム事業を早期に収益化させて加えていくことで成長を継続して行く模様だ。

LPG、都市ガスを展開。関東一円に供給。直販に特色。電力にも参入。
顧客数は国内外で140万軒超。株主還元を強化。価格競争力と販売力が強み。テレビCM効果で顧客の純増数は伸長。
配信元: 達人の予想

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