5月23日のNY為替概況

配信元:フィスコ
投稿:2018/05/24 04:43
 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円68銭から110円33銭まで上昇し110円20銭で引けた。新興諸国通貨の下落や米朝首脳会談の実現性が薄れたことを受けた地政学的リスクの上昇を嫌気したドル売り・買いが続いた。その後、トルコ中銀がリラ是正の緊急利上げを実施しリラ売りが一段落したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した5月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で利上げを急がない方針が確認されたためリスク回避のドル売り・円買いが後退。

ユーロ・ドルは、1.1719ドルから1.1676ドルまで下落し1.1700ドルで引けた。イタリアの政局不透明感がくすぶったほか、ユーロ圏の弱い経済指標を受けて、早期の緩和策解除への思惑が大きく後退しユーロ売りに拍車がかかった。

ユーロ・円は、128円34銭から129円06銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.3306ドルから1.3365ドルまで上昇。

ドル・スイスは、0.9903フランから0.9978フランまで上昇した。

 
  [経済指標]・米・4月新築住宅販売件数:66.2万戸(予想:68万戸、3月:67..2万戸←69.4万戸)・米・5月製造業PMI速報値:56.6(予想:56.5、4月:56.5)・米・5月サービス業PMI速報値:55.7(予想:55.0、4月:54.6)・米・5月総合PMI速報値:55.7(4月:54.9)・ユーロ圏・5月消費者信頼感速報値:0.2(予想:0.4、4月:0.3←0.4)

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配信元: フィスコ