ポンドは上に往って来い 明日の英CPIに意識シフト=NY為替チェック

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/05/23 02:02
 ポンドドルは1.3430ドル近辺で推移している。きょうは上に往って来いの展開となっており、ロンドン時間の朝方には1.3490ドル近辺まで急上昇したものの、その後は一気に戻り売りに押される展開。

 前日からのドル買い一服の動きがきょうも続く中、ポンドドルはこの日の英議会財務委員会での英インフレ報告に関する公聴会への思惑もあって買いが強まった。8月利上げへのヒントが何か出るのではとの期待も出ていたようだが、カーニー英中銀総裁など英中銀理事の発言からは、特に目新しい内容は特になく、市場は一気に明日の英消費者物価指数(CPI)の発表に意識を切り替えたようだ。

 英CPIは全体指数で前年比2.5%が見込まれており、前回と同水準。コア指数などそのほかを見ても、前回と同じかやや低めの水準が見込まれている状況。予想通りであればポンド売りの反応も留意されるところではある。

GBP/USD 1.3429 GBP/JPY 149.01 EUR/GBP 0.8776

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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