午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、長期金利0.055%で横ばい

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/05/21 16:03
 21日の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅続伸。前週末18日の米債券高を受けた買いは朝方で一巡し、その後は手掛かり材料難のなか伸び悩んだ。

 債券先物は買い先行でスタート。イタリアの政治不安などを背景に、18日の米債券市場で長期金利が低下した流れが東京市場に波及した。ただ、この日は日銀の国債買いオペがなく、あす22日に20年債入札を控えていることもあり、徐々に手控えムードが広がった。日経平均株価が上昇したことや、時間外取引で米長期金利が強含みとなっていたことも重荷で、午後には一時150円70銭と値を消す場面があった。

 この日の先物6月限は150円76銭で始まり、高値は150円79銭、安値は150円70銭、終値は前週末比1銭高の150円71銭。出来高は2兆1768億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前週末に比べ横ばいの0.055%、20年債は同0.005%低下の0.535%、30年債は同0.005%低下の0.755%だった。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ