明日の株式相場見通し=投資家心理やや後退し売り優勢の推移に
あす(17日)の東京株式市場は、投資家心理がやや弱気に傾きつつあるなか、手掛かり材料不足も相まって、売り優勢の推移となりそうだ。19年3月期の各企業の業績見通しが、市場予想に比べて総じて堅調との感触を手掛かりに株価が上昇してきたなかで、きょう寄り付き前に発表された1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.6%減と、市場予想の0.1%を下回ったことが売り材料となった。
市場関係者からは「GDP速報値が市場予想を下回った背景が、設備投資と個人消費の弱さにあったことが、投資家心理を萎えさせる結果となった。外国為替市場で、ほぼ3カ月ぶりに1ドル=110円台前半まで円安・ドル高が進行したにも関わらず、自動車、電機、機械といった輸出関連の主力銘柄は総じて鈍い値動きにとどまった」との見方が出ていた。
16日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経平均株価は後場寄りにやや下げ渋る場面があったものの戻し切れず、後半は売り直された。日経平均株価終値は、前日比100円79銭安の2万2717円23銭と続落した。
日程面では、3月の機械受注統計、4月の訪日外国人客数に注目。海外では、EU西バルカンサミット、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、米4月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「GDP速報値が市場予想を下回った背景が、設備投資と個人消費の弱さにあったことが、投資家心理を萎えさせる結果となった。外国為替市場で、ほぼ3カ月ぶりに1ドル=110円台前半まで円安・ドル高が進行したにも関わらず、自動車、電機、機械といった輸出関連の主力銘柄は総じて鈍い値動きにとどまった」との見方が出ていた。
16日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経平均株価は後場寄りにやや下げ渋る場面があったものの戻し切れず、後半は売り直された。日経平均株価終値は、前日比100円79銭安の2万2717円23銭と続落した。
日程面では、3月の機械受注統計、4月の訪日外国人客数に注目。海外では、EU西バルカンサミット、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、米4月のCB景気先行総合指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
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