東京株式(大引け)=88円高、欧米株上昇や円安など追い風に反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/05/10 15:42
東京株式(大引け)=88円高、欧米株上昇や円安など追い風に反発  10日の東京株式市場は前日の欧米株上昇を引き継ぎ買い優勢の展開となり、日経平均株価は一時2万2500円台を回復。買い一巡後は上値の重さも意識された。

 大引けの日経平均株価は前営業日比88円30銭高の2万2497円18銭と反発。東証1部の売買高概算は15億4244万株、売買代金概算は2兆6308億4000万円。値上がり銘柄数は991、対して値下がり銘柄数は989、変わらずは103銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の欧米株高や為替の円安基調を背景に買いが先行、取引時間中も堅調なアジア株を横目にリスクを取る動きが終始優勢だった。米国のイラン核合意からの離脱発表も影響は限定的との見方が広がり、決算発表を絡め個別株物色が旺盛だった。好決算発表銘柄には海外機関投資家の買いも観測されており全体相場を支える格好となった。原油高を背景として資源関連が堅調、円安を手掛かりに自動車セクターなどにも買いが入った。一方、あすにオプションSQを控え様子見ムードも拭いきれなかった。日経平均2万2500円近辺では戻り売り圧力が強く、上値の重さも意識されたようだ。気迷いムードを映すように、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がほぼ一致するという珍しいケースとなった。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が売買代金トップで続伸、武田薬品工業<4502.T>も堅調。東海カーボン<5301.T>、昭和電工<4004.T>なども買われた。キーエンス<6861.T>、三菱自動車<7211.T>も上昇した。有沢製作所<5208.T>が一時ストップ高に買われ、日本ユニシス<8056.T>も商いを伴い値を飛ばした。カカクコム<2371.T>スクロール<8005.T>が物色人気となり、三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>も値を上げた。

 半面、任天堂<7974.T>が安く、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調。東レ<3402.T>ヤクルト本社<2267.T>が売られたほか、スズキ<7269.T>デンソー<6902.T>も冴えない。オプテックスグループ<6914.T>LIFULL<2120.T>が大幅安、ミツバ<7280.T>の下げも目立った。古河電気工業<5801.T>日清紡ホールディングス<3105.T>なども下落した。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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