“大きな流れ”は変わらずも、“休憩”はいましばらく続く…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/05/01 10:50

◆“一服感”が台頭も、“基調”は継続

※ご注意:予想期間は5月2日と表示されていますが、本日(5月1日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


ドル買いには“一服感”が漂っているものの、“ドル買い基調”は続いている模様です。
このため“109円半ばでは上値の重さ”が目立つものの、“109円割れではしっかり”としている印象があります。

◆スケジュール的に“動きづらい”…?

本日は「GW休暇の谷間(日本)」という中、独・仏・香港・シンガポール・中国等、「多くの国が休場」となっています。
米国市場は開いていますが、本日・明日とFOMCが開かれるスケジュール感でもあります。
“積極的な売買は期待薄”であり、“動きづらい”と考えるのが自然といえます。
ただ“年3回利上げ”との見方が増加しつつあるだけに、本日のISM製造業景況指数もしくは週末の米雇用統計次第では「金利選好のドル買い」がもう一段入ってもおかしくないところです。

「110円トライ前の休憩(膠着もしくは利益確定売り)」はもう少し続く可能性が高そうに思いますが、「大きな流れは変わらない」「基本は押し目買い」と見て、今週も臨みたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.931(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.777(2/8高値)
上値3:109.683(週足・一目均衡表基準線、日銀短観想定レート、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.532(4/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.451(4/30高値、100週移動平均線)
前営業日終値:109.313
下値1:109.151(4/27安値後の61.8%押し)
下値2:109.022(4/30安値、ピボット1stサポート、大台)
下値3:108.966(4/27安値)
下値4:108.779(4/25安値、100日移動平均線、ピボット2ndサポート
下値5:108.644(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想