２４日の株式相場見通し＝円安進行を好感して輸出関連株中心に買い先行

　２４日の東京株式市場は、米長期金利の上昇をきっかけに外国為替市場で１ドル＝１０８円台後半へと円安・ドル高が進行したのを好感して、輸出関連の主力銘柄を中心に買いが先行することになりそうだ。２４日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１０８円７０銭台と、前日の夕刻と比較して大幅に円安・ドル高が進行している。

　２３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前週末比１４．２５ドル安の２万４４４８．６９ドルと小幅に４日続落した。ＮＹダウは、寄り付きは反発してスタートしたが、米長期金利が３％に接近するなか、売りに押され下落した。アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックといったＩＴ関連株が安く、ゴールドマン・サックス、ウォルマートも軟調。アルコアは急落した。半面、原油高を受け、エクソン・モービルやシェブロンが高い。メルクやバンク・オブ・アメリカも値を上げた。ナスダック総合株価指数は、前日比１７．５２５ポイント安の７１２８．６０１と３日続落した。

　日程面では、３月の企業向けサービス価格指数、３月の全国スーパー売上高に注目。海外では、米仏首脳会談、米３月の新築住宅販売件数、米４月のＣＢ消費者信頼感指数、独４月のＩｆｏ景況感指数が焦点となる。（冨田康夫）

出所：minkabuPRESS