SDSバイオ、前期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2018/04/23 16:00
 エス・ディー・エス バイオテック <4952> [東証2] が4月23日大引け後(16:00)に業績修正を発表。18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の15億円→15.7億円(前の期連結は5.6億円)に4.7%上方修正し、増益率が2.7倍→2.8倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の最終損益は従来予想の1億円の赤字→1.8億円の赤字(前の期連結は2億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 ※今期から非連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.業績予想修正の理由 当社は平成26年3月に、当社ダコニール事業における安定供給及び競争力強化の観点から、中国の江蘇新河農用化工有限公司(中国江蘇省新沂市)(以下「新河」という。)及び江蘇新沂泰禾化工有限公司(中国江蘇省新沂市)(以下「新沂」という。)に対し業務提携及び15%の出資を行いました。 両社は、それぞれ主にダコニール原体及びその原料を製造販売しており、新沂で製造したダコニール原料を用いて、新河にてダコニール原体を製造しておりました。しかしながら、両社が立地する工業団地は、中国当局から移転を求められており、同工業団地に立地する両社の工場は、現在運転を停止しております。 新河については規制外の立地に新工場を建設し、既に運転を開始しておりますが、新沂については今後とも当地での工場再開の見込みがないことから、当社が保有する新沂の株式について減損処理を行い、関係会社株式評価損として特別損失154百万円を計上いたします。上記特別損失の計上に伴い、当期純利益が前回発表予想を下回るため修正致します。 なお、新河新工場は、旧工場を越えるダコニール原体製造能力を有するとともに、ダコニール原料製造設備を併設していることから、新沂工場の停止に伴う当社ダコニール事業へ与える影響はありません。2.配当予想について 当期の期末配当金は1株当たり12.5円を予定しており、前回予想からの修正はございません。【業績予想の適切な利用に関する説明】本資料に記載している業績予想数値は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、さまざまな要因の変化等により、上記業績予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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