(6999)KOA
四季報によると、主力の固定抵抗器は産業機器向けが昨年後半からの回復続く。4割占める自動車向け堅調増。円高一服や高付加価値製品の比率上昇も寄与し、原材料高を軽く吸収。前号より営業増益の幅拡大。増配。低温同時焼成セラミックスの多層基板技術を持つ独研究開発型企業の株式56%を取得。宇宙や医療など新分野の技術開発、独大学や企業との関係開拓で協業。
2018年3月期本決算予想は未公開。第二四半期(7-9月)の連結営業利益は、前年同期比で2.08倍の28.4億円と会社予想を上回る。市場の見方は2018年3月期、2019年3月期ともに2ケタの増益の見方もある。
2012年11月13日の546円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、ゆるやかな上昇を続け2015年6月24日の1370円でいったんのピークとなりました。ここから下向きの先細三角形となって、その煮詰まったところで2016年6月28日の683円で底打ちとなって上放れし、もみあったあと急騰し、2017年3月15日の1549円まで上昇し、4月14日の1350円まで押し目を入れ、上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で7月25日の2397円の高値をつけて、いったん下落し8月1日の1866円、9月6日の1869円とダブル底のような形となって再上昇し、11月9日に2537円の高値をつけ、押し目を形成しているところです。
(2772)ゲンキー
四季報によると、岐阜、愛知、福井へ集中出店し店舗純増28(前期同42)。夏から積極改装し生鮮食品売り場を本格導入。粗利率低下も、来店客数を大幅に引き上げ。既存店売上10%増を前提に、連続営業増益。記念配剥落。今期139店、来期48店の既存店を改装。専用の加工センターも開設し、全店に生鮮売り場を導入。業態超えたM&Aを視野に12月持株会社体制に移行。
10月20日発表時点。2018年6月期本決算予想は、2017年6月期比で営業利益は+19.5%の46億円、経常利益は+18.6%の48.5億円の増収・増益の見通し。
2015年11月26日の2590円(分割前5180円)を高値とし、2016年2月12日の1120円(分割前2241円)を安値とする三角保ち合い(B)を形成し、その煮詰まったところで8月5日の1650円(分割前3300円)を安値に、もみあって上放れし、11月10日の3640円(分割前7280円)の高値をつけ、押し目を入れてゆるやかな上昇トレンド(C)へ移行しました。この中で2017年4月25日の2756円を安値にもみあったあと上放れとなり、9月8日には5160円の高値をつけました。目先はここをピークに押し目形成となり、10月25日の3840円まで下げてもみあい11月29日に4260円で買転換となっています。
(3023)ラサ商事
四季報によると、資源・金属素材は前半に市況停滞、後半はジルコンサンドなど持ち直す。環境設備が反落も、ポンプなど産業機械はしだいに好転。設備工事は堅調持続。小幅営業増益。固定資産売却特益なくなる。浸水被害対策としても有効な多目的可搬式ポンプユニットを新製品として拡販。不動産事業は八潮駐車場の事業化検討など遊休地のさらなる有効活用を推進。
10月30日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+23.4%の18億円、経常利益+19%の19.5億円と4期連続の増収・増益の見通し。
2012年10月30日の345円を安値とし、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド(A)の中にあります。2016年6月16日の450円までは出来高も少なくゆるやかな上昇となっていましたが、ここからは急角度の上昇トレンド(B)となり、この中で2017年10月31日の1159円の高値をつけ、いったん調整入りとなっています。
(5108)ブリヂストン
四季報によると、北米軸にSUV用など戦略品続伸。国内新車用復調。好採算の鉱山用タイヤも反発。円高一服、値上げ浸透。原料ゴム高も想定下回り営業益上振れ。18年12月期は高付加価値の大口径タイヤ軸に連続増益。5年間で335億円投じ乗用車用タイヤ増強。22年までに5割強増やし日産4・1万本体制へ。4年ぶりに冬用タイヤ投入。氷上性能、長寿命など訴求し拡販。
11月9日発表時点、2017年12月期本決算予想は、2016年12月期比で営業利益-.3%の4300億円、経常利益-7.5%の4000億円の減収・減益の見通し。
2012年11月14日の1752円を安値にアベノミクス相場にサポートされ、2015年4月22日の5175円まで上昇。ここをピークにいったん下降トレンド(A)入りとなるが、2016年6月28日の3089円で底打ちとなり、7月7日の3133円で2点底となって上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の11月8日には5605円の高値をつけ、11月9日の決算発表で下方修正となったことで、いったん11月16日の4835円まで下落し、もみあいとなっています。世界的な景気回復で車の需要は今後も続きタイヤは安定して増加することになります。
(4116)大日精化工業
四季報によると、自動車向け内装材、電子向けコート材など高付加価値品は想定線。汎用品の着色剤など強勢、稼働率向上が営業益押し上げ。会社は第2四半期発表まで不動の構えだが、増額必至。土地売却特益ない。米国の自動車向け内装材は20億円かけ増産対応、来期完成予定。トランプ政策のあおりでメキシコの黒字化に遅れ。日本は拠点再編による生産効率改善に課題。
11月9日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+12.7%の135億円(8月9日時点-8.2%の110億円)、経常利益は+17.2%の143億円(8月9日時点-7.4%の113億円)と8月9日時点から上方修正の見通し。
2012年11月13日の1540円(分割前308円)を安値にアベノミクス相場にサポートされて2014年12月1日の3345円(分割前669円)まで上昇。ここをピークに横もみ(A)となったあと、下降トレンド(A)へ転換し、この中で2016年2月12日の2055円、6月17日の2000円と2点底をつけて、今度は上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンドの中で今年の9月13日に5525円(分割前1105円)の高値をつけてもみあい、9月27日の4995円、10月18日の4995円とダブル底となって反発し、11月10日に上方修正を受けて6180円の年初来高値更新となりました。ここをピークにいったん12月6日の5200円まで下げていますが高値更新が期待できます。
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