(6287)サトーホールディングス
四季報によると、海外堅調。国内も電子部品向けなどFA市場で伸長。発売3年目の工場用ラベルプリンタも販売台数なお伸び続く。だが前期買収メーカーののれん代や開発費が重く営業減益続く。配当は連続で増。前期買収した英国顔料メーカー製品を既存製品と組み合わせ提案営業一段強化。16年実施の営業体制変更の効果が発現、高付加価値な販売への意識高まる。
11月2日発表時点、2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は-1.7%の60億円、経常利益は+6.9%の58億円と減収・増益の見通し。5月9日時点、8月4日時点の予想と変わらず。
2015年6月23日の3550円を高値にして角度の大きい下降トレンド(A)を形成、この中で10月1日の2090円を安値に、12月7日の2831円まで反発し、ゆるやかな下降トレンド(B)に移行。この下降トレンド(B)の中で2016年6月28日の1761円で底打ちとなり、上昇トレンド(C)へ転換しました。この上昇トレンド(C)の中から下降トレンド(B)を上放れしたあと、2017年9月6日の2426円を安値に大幅上昇となり、11月7日に3375円の戻り高値をつけました。11月2日の決算発表後、目先材料出尽して押し目を形成しているところです。
(8111)ゴールドウイン
四季報によると、アスレチック堅調。柱のアウトドアはTNFの直営店軸に売上想定超。発注・流動管理の徹底で粗利率改善も続く。広告宣伝費、システム投資増を吸収し、営業益は上振れ。会社計画は慎重。最高益圏。7月末、英ウールリッチ社の一部株式を41億円で取得、持分会社に。同社事業に参画し海外展開ノウハウ蓄積。『ヘリーハンセン』は異業種とコラボ積極化。
11月7日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は8月3日時点の40億円から+27.9%の50億円、経常利益は46億円から+22.3%の56億円と上方修正の見方。
2015年11月2日の7120円の高値からの短期下降トレンド(A)の中で、2016年4月11日に4015円で底打ちとなり、上昇トレンドの下値ライン①→②→③と角度の高い上昇ラインへと移行しました。そして今年の4月17日の5400円を安値とする上昇ラインは急角度となり、この中で10月24日の8910円の高値をつけ、目先材料出付くしから大きな押し目となっています。11月7日発表時点での2018年3月期予想は、8月3日時点から上方修正しており、それを織り込む上昇となっていました。ここでの大きな下げは、まずはリバウンド狙いとなります。
(1963)日揮
四季報によると、受注は4~6月2655億円と、通期7500億円(前期5000億円強)計画に対し出足順調。完工高横ばい。やや円安の追い風、不採算工事の影響薄れ利益浮上。配当性向30%メドで減配。30代若手を中規模プロジェクト責任者へ積極登用など現場重視の人材育成に着手。浮体式LNG強化の部署新設、ニーズ高いアフリカ等で受注拡大狙う。
11月9日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益260億円の黒字転換、経常利益も300億円の黒字転換の見通し。5月11日時点、8月9日時点の予想と変わらず。
2014年1月17日の4259円をピークに急角度の下降トレンド(A)となって5月19日の2815円まで下げたあと、多少戻して10月21日の2458円まで下落し、11月11日の3045円まで反発し、ややゆるやかな下降トレンド(B)へ移行しました。2015年9月30日の1541円の安値をつけたあと、1500~2160円の間でもみあって2016年6月24日に1343円まで下放れするものの、ここから上昇トレンド(C)へ転換しています。この上昇トレンド(C)の中で12月16日の2234円まで上昇後、いったん調整となり今年の5月31日の1658円、9月15日の1694円と2点底をつけ、11月9日の2120円まで上昇して押し目を形成しています。
(5809)タツタ電線
四季報によると、電磁波遮蔽フィルムは新型スマホ向け需要が上期へ前倒し。生産効率化も継続。電線・ケーブルはインフラ用堅調、FA電線も計装用に需要。高付加価値品増勢。開発や償却の負担こなし営業益上向く。税効果剥落だが固定資産売却特益。増配。中国では常州子会社の活動が本格化、国内では半導体機器用を軸に事業基盤を強化。19年度には事業黒字化へ。
10月25日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+12.0%の48億円、経常利益は+9.9%の48億円の見通し。5月12日時点、7月26日時点比では上方修正。
2013年6月24日の1050円をピークに、急角度の下降トレンド(A)を形成し、この中で2014年5月19日の443円を安値にいったん6月20日の644円まで戻し、その後、角度のゆるやかな下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で2016年7月8日の280円で底打ちとなり、12月12日の479円まで上昇後、2017年2月9日の446円まで押し目を入れたあと、上昇トレンド(C)を形成しています。この中で9月15日の898円まで上昇後、高値圏でもみあいとなっていましたが、11月16日の764円を安値に反発となり、11月22日の866円で買転換となっています。9月15日の898円を終値で上にぬけると一段高が期待できます。
(7995)日本バルカー工業
四季報によると、半導体業界の活況受け、半導体製造ライン用のシール製品が超繁忙。プラント用は国内が大型定修の閑散年でも出足想定超。テスト用ウエハ再生受託も高水準。10期ぶり最高純益。総還元性向5割メド。製造工程で真空状態保つOリングが主力製品で、販売先は装置メーカーや半導体工場。現在は日韓で生産だが、半導体産業の集積進む中国での生産も課題に。
7月26日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は5月12日時点の10.7%から23.0%の50億円、経常利益は12.0%から27.3%の50億円と上方修正。これを受けて急上昇となり8月8日に3110円の高値をつける。
2012年11月14日の1000円(併合前200円)を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成し、この中で2015年6月8日の1745円(併合前349円)まで上昇。ここからいったん調整入りとなって三点底をつけ2016年11月9日の1312円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の7月26日の決算発表の上方修正を受けて急上昇となり、8月8日の3110円の高値をつけました。ここから9月6日の2600円まで押し目を入れてもみあって10月23日に買転換が出現し、その後11月16日の2500円までさらに押し目を入れて戻りを試しています。
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