相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2016/02/26 17:29

(3034)クオール

 四季報2015年冬号によると、調剤薬局は買収含め出店55(前期32)、退店20メド。新薬効果や新規客増加で既存店好調。コンビニ併設店や駅ナカも順調。MR代行の採算改善し前号より増益幅拡大。17年3月期はM&Aと新店攻勢で稼ぐが薬価引き下げ響き利益伸び悩む。
第三者割当での無担保転換社債型新株予約権付社債で100億円調達。在宅調剤など既存店投資やM&A充当。
1月28日決算発表。2016年3月期見通しは営業利益、経常利益ともの上方修正。
2014年2月4日の551円の安値から600円をはさんだもみあいとなったあと、上昇トレンド(A)となりました。この中で2015年3月6日の1278円まで上昇後、4月28日の1004円まで押し目を入れ、角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で2015年8月4日の2267円まで上昇し、ここでピークとなって9月11日の1455円まで下落し、10月6日の1890円の戻り高値をつけたあと1300~1800円のボックス相場(C)入りとなりました。この中で2月12日(金)の日経平均の15000円割れに連動し1281円の下ヒゲを出して2月17日に1429円で買転換となっています。
 
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(8065)佐藤商事

 四季報2015年冬号によると、電子材料が車載機器向けにやや減退。が、鉄鋼と非鉄金属はトラック向けが伸びを支える。利ザヤ安定。人員増負担を補い、営業益横ばい。17年3月期は建設機械向けの回復鈍いが、物流効率化が寄与。
民事再生法申請の鋼材加工会社(トラック関連主に年商約12億円)を15年8月譲受、工場所在の川崎市に新会社設立。仙台支店を11月閉鎖し、福島支店に集約。
2月3日決算発表済み。
2012年11月12日の472円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成していました。この中で2015年3月24日の872円をピークに下落となり、9月11日の683円の安値をつけ12月2日の838円まで反発となりましたが、ここか2番天井となって上昇トレンド(A)を大きく下に切って今年の2月12日には600円の安値をつけました。チャート上は中期の上昇トレンド(A)を下に切って戻り売りの形ですが現水準は高配当で割安です。
 
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(1979)大氣社

 四季報2015年冬号によると、受注は過去最高。空調は電子部品向けや再開発案件が増加。塗装設備も伸長。好採算の大型案件多く工程管理も効く。営業益は100億円台乗せ視野。17年3月期は国内外ともに旺盛な需要に対応。
16年5月に新中期経営計画を策定。収益目標のほかROE目標や自己株式取得・消却への方針開示へ。塗装システムの航空機向け需要深耕。性能改善進める。
2月10日決算発表。2016年3月期見通しを営業利益、経常利益ともの上方修正。
2014年2月14日の1874円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2015年5月18日の3385円でピークとなって下落し、8月25日の2467円まで調整しました。ここからゆるやかな角度の上昇トレンド(B)となって12月2日に3095円まで上昇しましたが、2番天井となって急反落し今年の1月21日に2394円の安値をつけました。自律反発となって2月2日の2651円まで上昇したあと、再下落となり2月10日の2350円と安値を更新したあと、業績の上方修正を受け2月18日に2697円まで上昇しました。
 
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(6113)アマダホールディングス

 四季報2015年冬号によると、旋盤事業譲渡分剥落だが、柱の板金加工機が北米の医療、通信向けで好伸、円安も寄与。国内も補助金等の政策効果が追い風。アジア向け不透明でも、営業増益。補助金特益。増配。17年3月期はファイバーレーザーの板金加工機が牽引、増益続く。
16年春メドにタイにテクニカルセンター開設、同国拠点網も集約へ。アフターサービスは新興国での体制を強化。
2月10日決算発表。2016年3月期見通し増収・増益変わらず。
2014年3月27日の672円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で6月18日の1143円をつけたあと、10月17日の875円まで押し目を入れ、ここから再上昇となって2015年6月25日の1361円まで上昇しました。ここをピークに中国ショックで急落となり9月29日には886円まで下げ1361円を高値の基点、886円を安値の基点とする三角保ち合い(B)に移行しています。また三角保ち合いの煮詰まりの途中での上下動であり、三角保ち合いの下値斜線の下限で買ってみるところです。
 
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(9984)ソフトバンクグループ

 四季報2015年冬号によると、スーパーセル好調。国内携帯は販社への手数料支払い抑制効く。ヤフーは広告伸長、アスクル子会社化の再評価益594億円。アリババ上場による再評価益(営業外)ない。17年3月期も国内通信底堅い。米スプリント再建で一時費用計上。
スプリントは他社客に同一条件で50%価格割り引くプラン導入し客数増図る。端末リース会社設立で手元資金確保も。
2月10日決算発表だが本決算の予想ナシ。
2013年12月27日の9320円を高値に2014年2月4日の6655円まで下落後、上値を切り下げる直角三角形の保ち合い(A)となりました。この中で2015年8月20日の7772円の高値から中国ショックで急落となって直角三角形の保ち合い(A)を下放れし9月30日の5370円まで下落しました。ここから11月6日の6971円まで自律反発するものの原油安、円高を受けて再急落となり1月21日の4540円まで下落したあと、2月1日の5495円まで戻すものの結局、2月12日の4133円まで大きな下落となりました。ここから急反発となって2月16日に5100円で買転換となり、2月22日に4950円まで押し目を入れ、再上昇となって2月25日に5577円でろく買(追加の買法則)がでました。
 
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配信元: みんかぶ株式コラム