(6632)JVCケンウッド
四季報2015年秋号によると、買収で約150億円上乗せ。ビデオカメラ、オーディオ低調。柱のカーエレがアジア、欧州向け軟調で出足赤字。ただ国内向け需要増で通期挽回。業務用無線は買収先の米国子会社改善。海外拠点再編寄与し連続増益。固定資産売却特益は剥落。
既存の事業セグメント制から顧客別組織へ移行し新需要発掘狙う。民生用ビデオカメラ等のマレーシア生産撤退。
2011年3月10日の500円からの中長期下降トレンドの中で2013年11月11日の159円で底打ちとなり、日本ビクターとケンウッドの経営統合によってJVCケンウッドとなり、業績は着実に改善し上昇トレンド(A)を形成しています。この中で昨年の10月31日の202円を安値に大幅上昇となって今年の3月12日に419円の高値をつけ、ここをピークに調整入りとなって下降トレンド(B)となりました。この調整中に日経平均の急落が起こり8月25日の240円まで急落し、もみあっているところで3月12日の419円の信用期日の投げが出て9月4に240円とダブル底の形をつくり9月9日に266円で買転換となりました。
しかし9月17日の295円で下降トレンド(B)にアタマを押さえられ9月29日に261円まで押し目を入れ、再上昇となって10月7日に304円で再度の買転換となっています。
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(4536)参天製薬
四季報2015年秋号によると、8月抗リウマチ薬事業譲渡で60億円減収。医療用眼科薬は米メルク譲受品通期化、加齢黄斑変性薬が効能追加追い風に想定超。一般用も訪日外国人需要旺盛。上期に事業譲渡益450億円計上、研究開発費も一部未消化に。前号比で営業益増額。
医療用ドライアイ薬をドイツ、英国、フランスで発売。医師からの高い関心に手応え。アジアでぶどう膜炎薬を申請。
昨年の10月17日の1144円からの上昇トレンドの中で今年の8月17日の2163円の高値をつけたところで、中国ショックからの同時世界株安で日経平均も急落し、この株も8月21日に1951円で売転換となって8月25日の1714円まで下落しました。ここで上昇トレンド(A)に下値をサポートされて、いったん8月31日の1929円まで反発するものの日経平均が下げ止まらず再下落となって上昇トレンド(A)を下に切り10月9日の1542円まで下落しました。ここでは5月7日の1546円に対するダブル底に近い形となって反発し10月19日に1649円で買転換となっています。
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(6479)ミネベア
四季報2015年秋号によると、買収のドイツ計測機器会社が上乗せ。スマホ用LEDバックライトは増産体制整い大幅増、会社想定より上振れ公算。タイバーツ安追い風。ベアリングや航空機部品好調。償却増こなし営業益続伸。増配。
角度や照射域をスマホで設定できる展示スペース向けLED照明を発売。カンボジアで進める無線活用のLED街路灯事業は環境省の補助金事業に採択。
2016年3月期業績は7月31日の上方修正に続き再修正の期待も。
2012年10月30日の252円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、ゆるやかな上昇トレンドを①→②→③と角度の大きいトレンドに移行しました。この中で今年の6月3日に2339円をつけてピークとなり、上昇トレンド③を切って7月28日の1778円まで押し目を入れ、8月3日の2074円まで反発するものの中国経済の景気減速が嫌気され日経平均の急落とともに下落しました。9月29日の1233円で当面の底を打って10月9日に1400円で買転換出現となっています。
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(1332)日本水産
四季報2015年秋号によると、食品事業は国内外で拡大、販価も引き上げ。だがサケはじめ漁業・養殖での魚価軟調を前提に水産が減少。化成品も医薬での後発品拡大が響き機能性原料など足踏み。株式売却特損減る。配当は1円増。
冷凍や加工などでEPAやDHA使用した新製品を投入、機能性表示制度テコに市場開拓へ。化成品は原材料供給の拡大とともに自社品の開発で利益増狙う。
中長期的には2012年11月14日の139円を安値とする上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2014年2月4日の199円を安値に短期の上昇トレンド(B)へ移行し、11月9日の427円でいったんピークとなりました。ここから下値を346円とする上値を切り下げる直角三角形(C)の保ち合いとなり、煮詰まりつつあったところの7月8日の346円を安値に急伸し8月5日に454円の高値をつけました。ここをピークにもみあっているところで日経平均の急落にあいましたが、346円水準は強力な抵抗帯でこの水準を安値にもみあって10月16日の376円で買転換となりました。
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(5711)三菱マテリアル
四季報2015年秋号によると、アジア銅精錬の休止響き上期小幅減額。が、北米セメントの数量増・値上げ大きい。超硬も下期に拠点増設効果。石炭・電気料金安プラス。銅市況の悪化かわし通期据え置き。SUMCO株売却特益。
配管故障のインドネシアは9月上旬に操業再開。アルミ圧延のインド新工場が今年後半稼働入り。中国の強制労働問題は和解方向だが、賠償金など特損未定。
現在は、2011年10月4日の176円を底値とする上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2012年11月14日の210円を安値にアベノミクス相場がスタートし、まず短期上昇トレンド(B)となって2013年9月20日の430円まで上昇しました。ここから調整入りとなっていましたが、2014年の10月17日の309円を安値に短期上昇トレンド(C)となり、今年の6月11日に518円の高値をつけました。ここからの調整で短期上昇トレンド(C)を下に切り、さらに日経平均の急落が加わって8月25日に353円まで下げ、いったん反発するものの9月29日に352円まで下げてダブル底の形をつくりました。そこから反発となり10月9日に424円で買転換となり、ダブル底の形を確定したことになります。
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