(4047)関東電化工業
四季報2015年夏号によると、基礎化学品は価格修正一巡だが、原燃料安で利益改善。電池材料は価格厳しいが、主柱の半導体・液晶用特殊ガスが数量増と価格修正効果。営業増益に弾み。連続で最高純益更新し6円配復元。
電池材料はハイブリッド車や中国の電気自動車などの分野開拓急ぐ。業績好転から来春、3年ぶりに新卒採用へ。フッ素系ガスなど製品開発に継続研究努力。
8月11日決算発表。2016年3月期決算見通しを大幅上方修正。
2012年10月10日の112円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、2013年5月21日の347円まで上昇後は、ゆるやかな上昇トレンド(A)の動きとなっていました。この中で2014年8月8日の242円を安値に8月13日の294円で買転換となって急角度の上昇トレンド(B)へ移行しました。しかし、この上昇トレンド(B)の中で今年の2月26日に881円の高値をつけてからは上値の上昇角度がゆるやかな上昇(C)となって上値の重い形になりつつありましたが、8月11日の決算発表で上方修正を受け上向きの先細三角形となりつつあったところを上放れして8月18日に1098円まで上昇しました。ここから日経平均の急落につれ安する形となっていましたが、上方修正を完全に織り込んでいない可能性があり押し目買いのチャンスといえます。
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(2579)コカ・コーラウエスト
四季報2015年夏号によると、5月下旬に四国コカ(14年度売上高469億円、営業損失1・15億円)買収が半期分上乗せ。ただ、本業の飲料は増税反動減の影響残り、量販店向けが低調。自販機の償却負担も重く、営業益横ばい圏。会社計画は天候不順あっても保守的。
97・6億円で取得、2府20県、日本の全人口の約4割が営業エリアに。間接業務の集約などシナジー発露に注力。
7月20日決算発表。2015年12月期決算予想を上方修正。
2012年11月14日の1185円を安値にアベノミクス相場にサポートされて11月22日の1253円で買転換となり、上昇トレンド(A)となって2013年11月26日の2329円まで上昇。ここをピークに業績下方修正を受けて調整入りとなり、2014年10月17日の1435円で底打ちとなりました。ここから再上昇となって上昇トレンド(B)を形成しています。この中で今年の5月28日の2290円まで上昇後、7月9日の1981円まで押し目を入れたところで7月20日の決算発表で上方修正を受け8月5日に2647円の高値更新となりました。天井圏でもみあっているところで日経平均の急落につれ安し本日の9月8日には2174円まで下げています。 日経平均が反発に転じれば早い段階で買い直されてくる銘柄の1つといえます。
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(4218)ニチバン
四季報2015年夏号によると、鎮痛消炎剤が中国人観光客などに大人気。絆創膏も国内好調に加え、タイ工場軸にアジア輸出本格化。低迷のテープは文具用に新製品効果。包装用も値上げ浸透。ただ、償却の定額法への変更効果が剥落。広告費・開発費重く営業増益小幅。
出荷額60%増の勢い、中国の薬事法制対応を含め輸出検討。テーピングテープもフットサルリーグと効果啓蒙。
8月10日決算発表。2016年3月期予想を売上高、営業利益、経常利益とも上方修正。
2012年11月15日の245円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年4月24日447円まで上昇後、調整入りとなりましたが、2014年3月20日の332円を1番底、10月16日の354円を2番底にして急角度の上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンドの中で今年の8月10日に上方修正となって8月20日には711円の年初来高値更新となりました。しかし日経平均の急落につれ安して9月8日(火)に552円の安値をつけ、554円で引けました。この水準は売られすぎと思われ、日経平均が落ち着けば上方修正を完全には織り込んでいないため早い段階の戻りが期待できます。
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(5936)東洋シャツター
四季報2015年夏号によると、保守・点検は育成途上。だが収益源の重量シャッターは、物流倉庫やオフィスなど非住宅の需要底堅い。ドア含め不採算受注の抑制効果高く、営業利益は高水準続く。配当性向2割メドで連続増配。
保守・点検はシャッター購入済み企業に照準、関西圏で深掘り営業。前期発売のハーマン製高速シャッターは、工場に加えマンション駐車場向けにも展開へ。
7月31日決算発表。5月12日決算発表で2016年3月期見通しを上方修正、そのまま据え置き。
2012年6月4日の361円を安値とするゆるやかな上昇の中で、11月12日の413円の安値からアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年5月13日の718円の高値をつけて三角保ち合い(B)となりましたが、その煮詰まったところで2014年4月9日の581円を安値に上放れとなって急騰し7月4日に916円の高値をつけました。ここから急落となって10月17日の646円で底打を打ったあと、業績の上方修正を受けて再騰となり、今年の6月8日には1063円の年初来高値更新となりました。その後、高値圏でもみあっていましたが8月11日の1030円が戻り高値となってもみあっているところに日経平均の急落につれ安しています。出来高が少ないため小資金者向きの割安株とえいます。
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(3865)北越紀州製紙
四季報2015年夏号によると、カナダ紙パルプ首位を下期買収で年商規模400億円加算。主力の印刷用紙は前期末値上げが寄与、輸出も伸ばし円安による原材料高を吸収。白板紙も堅実。営業益続伸。持分の大王製紙は若干足踏み。
三菱製紙との販社統合破談、背景に製紙再編主導権狙う大王との確執も。子会社従業員による24億円着服発覚し過年度決算訂正。子会社リスク管理の改善急務。
8月11日決算発表。5月29日決算発表で2016年3月期営業利益見通し△46%に上方修正しこの見通しをそのまま据え置き。
2013年4月5日の378円を安値とし、5月23日の563円を高値とするボックス相場(終値ベースでは380~520円)となっていましたが、2014年10月16日の399円を安値に角度の高い上昇トレンド(B)へ移行し、今年の8月10日には779円の高値をつけました。ここから日経平均の急落につれ安するものの押し目は浅く日経平均が落ち着けば早い戻りが期待できます。9月4日に661円で「ろく売」という追加の売法則が出て直ぐに反発し、9月9日に711円で買転換となっています。
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