(3076)あい ホールディングス
四季報2015年新春号によると、主柱のセキュリティ機器は既築マンション向けに増勢。企業への導入も進む。カッティング機器は北米好調、消耗品など伸びる。カード発行機も金融向け引き合い強く堅調。営業増益。持分会社増え営業外にのれん益。最高純益更新。連続増配。
集合住宅向け防犯カメラ設備の最大手。高ROEで無借金経営。外国人投資家が注目。
2012年1月30日の324円を安値に長期上昇トレンド継続となっています。この間のチャートの動きをみると、この年の11月中旬にアベノミクス相場がスタートし、2013年5月15日の1109円まで上昇。ここから6月7日の786円まで押し目を入れて直角三角形の保ち合い(A)となり、この中で8月12日の810円を安値に上放れとなり、2014年3月24日には1914円まで上昇しました。ここで下向きの先細三角形(C)の調整となり、この煮詰まったところの5月20日の1522円を安値に上放れとなって、現在は上昇トレンド(D)の動きとなっています。この上昇トレンド(D)の中で、12月3日に2490円の上場来高値を更新し、12月22日の2048円まで下落して反発しかかっているところです。現在は26週移動平均線が2000円台にあり、そのため2000円を終値で切るともう一段安の可能性がありますが、業績からみるとそこは売られ過ぎとなります。
(7280)ミツバ
四季報2015年新春号によると、主力の自動車部品はホンダのリコール響き国内若干減るも米中が牽引。好採算の2輪部品も伸長。償却費増こなし、営業増益続く。為替益は縮小。独禁法違反罰金特損減り最高純益更新。16年3月期は国内が復調し、海外も続伸。連続増配も。
11月5日の決算は票で、14年9月上期の連結経常利益が113億円と一転12%増益で着地。円安による為替増益も。
2012年10月12日の453円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場がスタートし、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2013年9月26日の2004円まで上昇後、ここを当面のピークにして11月6日の1325円まで押し目を入れ、2014年1月21日の1945円まで反発して1年近いボックス相場(B)へ移行しました。このボックス相場(B)の中で10月17日に1482円の安値をつけて反発となり、11月5日の決算で上方修正となってボックス相場(B)を上放れ、12月9日には2320円の高値更新となりました。1年近いボックス相場の後の上放れですので、押し目買い有利といえます。
(6651)日東工業
四季報2015年新春号によると、ソーラー軸に主力の配電盤・キャビネット高操業。顧客の納期優先姿勢強く値引き率縮む。鋼板など材料費も想定内。中国事業の減損11億円こなし最高益。16年3月期も前半はソーラー関連の活況続く。
2012年11月13日の1111円を安値にアベノミクス相場がスタートし、大きな幅の上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、昨年の10月17日に1774円まで下落したあと大幅上昇となり、12月8日には2500円と高値を更新しました。ここをピークに日経平均の下落につれ安し、1月14日には2201円で短期の売転換出現となっています。現時点では業績に問題はなく、昨年の10月17日の1774円から12月8日の2500円までの上昇幅の1/2押し以下の押し目買い有利となります。
(6632)JVCケンウッド
四季報2015年新春号によると、携帯販社等売却で規模縮小。ビデオカメラ低迷。カーエレも国内市販は消費増税響く。ただアジア向け支え。米国向け業務用無線も下期に膨らむ。人員削減や原価改善効き営業益上向く。税負担重い。16年3月期はカーエレ、業務用無線機伸びる。
2012年2月27日の394円を高値に、下降トレンド(A)を形成しました。日本ビクターとケンウッドが経営統合したので、前期は構造改革費用計上で最終赤字に転落したものの、今期以降は業績改善基調にあります。下降トレンド(A)の中で2013年11月11日に159円で底打ちとなり、ここから上昇トレンド(B)へ移行しています。昨年の8月25日に325円まで上昇後、10月31日に202円まで下落しましたが、すぐに切り返し、今年の1月8日に317円まであって、日経平均の下落につれ安しているところです。
(2914)日本たばこ産業
四季報2015年新春号によると、9カ月決算。国内外で市場縮小し数量減。国内は工場閉鎖関連費用も重い。が、海外の値上げ・円安が追い風。15年12月期も市場縮小続き数量は下降線。海外での値上げ効果が継続。国内はブランド強化策効き、増税後低下したシェアが回復へ。
2012年9月10日の2108円を安値にもみあっているところで11月中旬にアベノミクス相場がスタート、12月28日の2440円で買転換となって上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年5月16日の3835円まで上昇後は、ここを高値に大きなボックス相場(B)へと移行しました。2014年10月17日の3273円を安値に上方修正から上値を試しているところで、安倍首相が完全民営化示唆発言をしたことでボックス相場(B)を上放れし、11月4日の4193円まで上昇しました。しかし、その後大幅下落となって12月17日の3107円まで下落、その後反発して再度下値を確認する動きとなっています。
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