(6502)東芝
四季報2015年新春号によると、海外の原発燃料事業軸に電力が続伸。旺盛なスマホ需要背景にNAND好調。PCやテレビなどライフスタイルは構造改革効き赤字減る。16年3月期も電力とNANDが牽引。ライフスタイルも改善。
※自民党の圧勝を受け、来年は原発再稼動が視野に入ると、原発関連銘柄の同社にとっては大きな追い風になる。
2013年4月17日の565円を高値とし、8月22日の375円を安値とする直角三角形(A)の中で、8月22日の375円、今年の5月22日の376円と2点底となって上放れし、9月29日に520円まで上昇しました。その後、日経平均の急落につれ安し、10月17日に425円まで下げて再反発となり、12月3日には549円の年初来高値更新をつけて押し目を形成しています。先週日経平均も目先底を確認したところですので、まず12月3日の549円を試す動きが想定されます。
(5707)東邦亜鉛
四季報2015年新春号によると、豪ラスプ鉱山の赤字痛いが、亜鉛の加工賃に市況・円安のダブル効果。会社前提1ドル103円と控えめ。ただ豪ドル安なら米ドル建て借入金に為替評価損。16年3月期はラスプ改善、亜鉛の市況高続く。
2013年2月4日の419円を高値とし、6月27日の261円を安値とする三角保ち合い(A)の中で、今年の3月25日の294円を安値に上放れとなり、8月5日の516円までの大幅上昇となりました。ここをピークに8月19日には470円の戻り天井をつけて大幅下落となり、10月21日の337円で当面の底打ちとなりました。ここから反発となって戻りを試しているところです。その後は、11月20日の369円を安値に12月4日の413円まで上昇し、ここをピークに日経平均の急落につれ安して12月17日の358円まで下げました。その後は日経平均の急騰につれ高して12月19日に405円で買転換となりました。現在、短期の上昇トレンド(B)を形成しており、押し目買い有利といえます。
(6751)日本無線
四季報2015年新春号によると、公共事業増加で水・河川・道路情報関連が想定超の拡大。自治体の防災無線システム堅調。海上機器も赤字脱却。前期希望退職で固定費削減。前号より営業増益幅拡大。土地売却益で純益膨らむ。復配。16年3月期は引き続き防災事業が高水準。
2012年6月4日の142円、8月15日の150円、10月15日の161円と順上げの3点底をつけて11月19日に195円で買転換となり、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)となりました。この中で2013年5月7日の398円の高値をつけ、調整入りとなって6月7日の280円まで下げて上昇トレンド(A)を下に切りました。ここから、下値はゆるやかに切りあがるトレンド(B)も、上値は5月7日の398円にアタマを押さえれていましたが、今年の2月14日の316円を安値に大幅上昇となり、6月2日の497円まで上昇しました。ここをピークに4~6月期の赤字拡大を織り込む下げとなって、8月7日に2/3押し(377円)水準の372円まであって反発し、もみあっていました。ここから再下落となって12月3日の331円まで下げ、もみあって12月24日に369円で買転換となっています。下値を切り上げており、押し目買い有利といえます
(1720)東急建設
四季報2015年新春号によると、受注は3000億円(前期比5・5%増)に増額。渋谷再開発の大型受注が貢献。豊富かつ好採算の手持ち工事こなし順調消化。労務費高あるが施工効率化進め営業大幅増益へ増額。16年3月期は手持ち高水準、受注抑え工事消化で利益続伸。
10月24日に15年3月期の経常利益を33億円→47億円と一転32%の増益し上方修正。工事が想定以上に進み、売上が計画を超過。為替差益や受取配当金の増加も。
2012年11月14日の133円を安値にアベノミクス相場がスタートし、2013年1月10日の284円まで上昇後、ボックス相場(A)となっていましたが、9月9日の320円でストップ高をつけて上放れとなり、9月18日の800円までの暴騰となりました。ここをピークに短期の下降トレンド(B)を形成し、この中で今年の3月3日の381円で底打ちとなり、5月21日には396円で2番底となって上昇トレンド(C)へ移行しています。この上昇トレンドの中で、9月2日の565円、10月28日の565円とダブル天井を作ってもみあっていますが、「2山形成後押し目が浅く、2山を抜けると一段高」となります。
(9984)ソフトバンク
四季報2015年新春号によると、国内モバイルは販売台数減るが手数料減らし利益増。米スプリントは黒字化も販促費積み増し低水準。一時益剥落で営業減益だがアリババ株みなし売却益を営業外計上。16年3月期もガンホー、ヤフーなど鈍い。スーパーセル伸びても営業微増益。
11月4日の決算発表で、15年3月期の連結営業利益を1兆円→9000億円に10%下方修正。営業減益は12期ぶり。
上昇トレンド(A)の中で、2013年12月27日に9320円の高値をつけて2014年初頭からの日経平均の急落につれ安し、上昇トレンドを切って2月4日の6655円まで下落しました。ここから3月19日の8432円まで反発したあと下降トレンド(B)となり、6600円台を下値抵抗ラインとする直角三角形の保ち合いとなりました。この中の煮詰まってきたところで、8月11日の6704円を安値に上放れとなって9月19日の8760円まで上昇するものの、再び日経平均の急落につれ安し、10月16日に6744円まで下げました。ここから再度反発して11月4日に8400円をつけたところで業績の下方修正となり、12月8日に7706円で短期の売転換となっています。チャートをみる限り6700円台の下値は固く、かといって8400円水準からは当面上値は重く、一段安となれば短期のリバウンド狙いとなります。
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