(7762)シチズンホールディングス
四季報2014年夏号によると、主軸の腕時計は北米向け続伸、国内も増税影響は限定的で伸長。中国向けは流通在庫適正化、反日影響も薄れ上向く。産機も設備投資需要が戻り復調。前期リストラが通期奏功。広告や償却の費用増こなし営業益続伸。為替差益見込まず。増配。
2012年10月10日の346円を安値に11月中旬のアベノミクス相場を受けて12月14日に432円で買転換となり、上昇トレンド(A)を形成しています。この中で6月13日の510円、8月9日の541円を2点底にして短期の上昇トレンド(B)へ移行し、今年の1月6日に911円の高値をつけました。ここをピークに調整となって上昇トレンド(B)を切って、2月4日の749円まで下落しました。ここからリバウンドするも、2月13日の877円、3月7日の887円とダブル天井となって3月14日に810円で売転換となりました。
その後は2月4日の749円を終値で切り、4月14日の734円、5月7日の728円と2点底となって6月6日の820円まで上昇しました。現時点でチャートをみると、下値は上昇トレンド(A)にサポートされ、上値は下降トレンドライン(C)にアタマを押さえられて、730~820円のボックス相場の形となっていましたが、6月27日に789円で短期の売転換のあと押し目なく切り返し、7月29日に819円で買転換となりました。
(7282)豊田合成
四季報2014年夏号によると、自動車部品は北米が増勢、欧州は事業譲受が上乗せ。だがタイ不振や中国含む新興国の小型車比率上昇に加え、国内が消費増税で生産台数減る。LEDは照明向け拡販でも低価格化が響く。営業益反落。
2013年5月22日に2830円の高値をつけ、2012年10月11日の1477円を安値とするアベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド(A)を切り、高値圏で直角三角形の保ち合い(B)となりました。この煮詰まったところで今年の1月6日の2467円を高値に下放れの形となり、下降トレンド(C)へ移行しました。その後は、5月7日の1803円まで再下落して反発し、5月27日に1969円で買転換となって7月4日に2155円と目標に到達し、その後2000円台でもみあっています。このまま上昇しても2200円台は上値の重いところです。
(4064)日本カーバイド工業
四季報2014年夏号によると、ファインケミカルやステッカーなど機能製品の回復鈍い。が、建材関連堅調のうえ、電子・光学も反射シートやスマホ向けセラミック基板の販売好調。海外中心に製造拠点のコスト改善策が奏功。ナフサ高騰による価格転嫁も徐々に進み増益。
2013年7月8日の794円の高値からの急落後、8月13日の467円の戻り高値から下向きの先細三角形(A)を形成しました。この煮詰まったところで今年の2月4日の218円、3月3日の210円、5月12日の196円と順下げの3点底となって反発し、5月29日に252円で買転換となりました。その後は7月18日の255円を安値にもみあいとなっています。
(8002)丸紅
四季報2014年夏号によると、前期買収した米穀物大手は天候不順影響消え本格貢献。航空機・自動車事業も好調。資源事業での石炭市況低迷こなす。前期のシェールガス権益の減損影響も一服し最高益続く。配当性向20%基準。
8月5日に決算発表。2014年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比8%増の690億円と過去最高を更新。15年3月期予想の純利益に対する4~6月期の進捗率は31%と順調なスタート。
中長期のチャートは、2011年10月5日の373円からの上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年5月22日に872円の高値をつけたあと、6月7日の648円まで押し目を入れて三角保ち合い(B)を形成していましたが、今年の1月21日の774円の戻り高値をつけたあと日経平均の急落につれ安し、三角保ち合い(B)を下に切って、2月5日に672円、4月9日に661円と2点底をつけて戻りに転じています。8月5日の決算で好決算となったものの、地合いの悪さから上昇できずにいますが、全体相場が落ち着けば3月11日の746円を終値で上回ると一段高の形といえます。
(8332)横浜銀行
四季報2014年夏号によると、県東部の小売店舗向けなど中心に貸出4%増だが利ザヤ低下続き資金利益減。投信販売や為替・決済手数料伸びても人件費や広告宣伝費、システム経費増え、株売却益も縮小。経常益横ばい。税負担減。
8月4日決算発表済み。前回(5月12日)と予想変わらず株主還元率50%メドの目標継続。
2010年4月15日の507円からの下降トレンド(A)の中で、2011年3月15日の339円を安値に緩やかな下値切り上げとなり、2012年11月9日の359円の安値からアベノミクス相場にサポートされて下降トレンド(A)を上放れし、2013年4月11日の629円まで大幅上昇となりました。ここをピークに6月13日の446円まで急落後は、大きな三角保ち合い(B)となっています。この中で、今年の2月5日の478円、4月11日の486円と2点底をつけて反発し、7月3日には609円をつけましたが、昨年4月11日の629円を突破できずいったん下落となって、8月5日に562.8円で売転換となりました。目先、銀行株の指標も売転換となっていますので、三角保ち合いの下限近辺を待ってみるところです。
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