(4215)タキロン
四季報2014年春号によると、プラスチック加工大手でIT向け樹脂板首位。樹脂系建材でも高シェア。医療関連にも展開。好採算の床材が期末に向け拡大。メディカルの用途開発費用こなし営業増益。15年3月期も床材がマンション改修用途中心に堅調。住環境も震災復興関連が本格化。メディカルの停滞補い利益高水準。
5月9日の決算発表では、2014年3月期を上方修正。
2011年3月15日の246円を安値とし、3月31日の351円を高値とする直角三角形の保ち合い(A)の煮詰まったところで2012年6月4日の242円を安値に反発となって上放れしました。11月13日の262円の安値からアベノミクス相場にサポートされて12月19日に299円で買転換となって上昇トレンド(B)を形成、5月22日の435円の高値をつけました。ここからの調整で6月7日の370円、8月8日の381円と2点底をつけて、今年の1月21日には483円と昨年来高値更新となりましたが、日経平均の急落につれ安し、短期の下降トレンド(C)となっていました。この下降トレンドの中で4月14日の383円を安値に5月9日の決算で上方修正となって446円で買転換出現となりました。
(5480)日本冶金工業
四季報2014年春号によると、建材向け好調で数量増。人件費削減も効果大。ただ製品価格が想定より軟調、前号から黒字幅縮小。15年3月期は一般材の数量一段増。高機能品拡販も効く。原料価格連動の単価弱含みこなし営業増益。
5月9日の決算発表では、2014年3月期黒字転換及び上方修正。
2011年8月1日の239円からの下降トレンド(A)の中で9月5日の62円、10月15日の61円と2点底をつけ、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて12月6日に78円で買転換となり、2013年4月23日の164円まで上昇しました。ここからいったん100円台まで下げてもみあったあと、黒字転換予想から急騰し、9月24日の400円まで4ヶ月で約4倍化となりました。ここをピークに調整入りとなり、今年の2月4日に225円まで下げた後は三角保ち合い(C)の動きとなっています。三角保ち合いの下値斜線のところで4月22日の281円、4月30日の282円とダブル底を作り、5月12日の好決算を受けて309円で買転換出現となったところです。
(6376)日機装
四季報2014年春号によると、化学用精密ポンプ首位、人工腎臓もトップシェア。医療関連は国内順調。産業用や航空宇宙も伸長。円安(1ドル95円想定)も追い風。のれん償却吸収。15年3月期も医療、産業用とも順調。航空宇宙は安定。中国生産本格化も効く。償却増こなし営業増益。
5月8日の決算発表では、2014年3月期売上・営業利益を上方修正だが、経常利益は▼11%の減少。
2011年11月25日の596円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2012年11月13日の829円を安値にアベノミクス相場がスタートし、12月7日の897円で買転換となって2013年5月15日の1499円まで急騰となりました。その後は829円を安値、1499円を高値とする三角保ち合い(B)となっている中で、下値抵抗ラインを挟んで3月24日の1101円、4月11日の1061円、5月8日の1117円と3点底(逆三尊天井)となって5月9日に1185円で買転換出現となりました。3点底が確定となるのは、4月3日の高値1198円を終値で抜けてからとなります。
(5331)ノリタケカンパニーリミテド
四季報2014年春号によると、森村グループ中核。世界的な高級陶磁器食器メーカー。研削砥石トップ。セラミック原料等も。主力の工業機材が黒字転換。が、焼成炉などエンジ、食器の赤字依然残り営業益低水準。減配。15年3月期は工業機材が三好工場への移管完了で生産本格化し増勢。太陽電池向け機材低調でも、エンジの赤字幅縮小もあり営業益小幅改善へ。
5月8日の決算発表では2014年3月期上方修正。
東日本大震災直後の2011年3月15日に220円の安値をつけ、3月30日には359円まで急騰しましたが、ここをピークに下降トレンド(A)入りとなりました。この中で2012年7月25日の184円、11月14日の183円と2点底をつけたあと、アベノミクス相場にサポートされて2012年5月15日の302円まで反発しました。しかしここから再び調整入りとなり、今年の2月5日に230円まで下げた後は三角保ち合い(C)となって、その煮詰まったところで5月9日に258円で買転換出現となっています。
(5233)太平洋セメント
四季報2014年春号によると、セメント、骨材等出荷上振れ。廃棄物受け入れ拡大の貢献大。海外子会社も改善。期末整理特損150億円見込む。15年3月期もセメント、骨材等主力品は出荷増。一部値上げも浸透。設備更新費増こなし営業益上伸。特損見込むが純益最高圏。
5月13日の決算発表では、2014年3月期決算で経常利益が7期ぶり前期の2.1倍の695億円。来期の見通しはやや弱め。
2010年10月29日の87円からの上昇で、下値ラインが①→②→③と上昇角度を高め、2012年9月11日の156円を安値に上昇トレンド③となりました。この中で2013年9月10日の434円、10月21日の436円とダブル天井となっていったん調整入りとなり、上昇トレンド③を切って2月4日には344円まで下落しました。ここから2月13日の399円まで自律反発したあと、終値ベースで直角三角形(A)の保ち合いとなり(この中で、ザラ場では2月4日の344円、4月11日の349円、5月9日の352円と下値を切り上げる)、煮詰まりつつあったところで5月13日の決算発表を受けて5月14日に376円で買転換となっています。
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