新興市場銘柄ダイジェスト:ナノキャリアが急反発、東日システムはストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2018/03/12 15:17
<3316> 東日システム 4430 +700
ストップ高比例配分。1株につき5株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は4月30日(実質的には27日)。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることで、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としている。同社株価は1月29日に昨年来高値5420円を付けた。3月9日終値ベースの最低投資金額(1単元=100株)は37万3000円となる。

<6467> ニチダイ 3465 +420
大幅に4日続伸し上場来高値更新。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。同社は足元の業績好調を受けて、今年に入り株価が大きく上昇している。2月1日に発表した17年4-12月期(第3四半期累計)決算は売上高が前年同期比10.4%増の112.24億円、営業利益が同89.5%増の6.55億円だった。

<6040> スキー場開発 1958 -298
5日ぶり大幅反落。17年8月-18年1月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比14.7%増の1.94億円となったが、従来予想(2.50億円)を下回って着地した。スキーのオフシーズンだった17年8-10月期(第1四半期)は営業損益が前年同期に比べ大幅に改善していたうえ、今シーズンはスキー場が早期オープンしていたこともあり、今回の決算に対する期待は高かったようだ。計画未達を受けて売りがかさんだ。

<3653> モルフォ 3850 -325
急反落。一時3765円まで下落して昨年来安値を更新した。17年11月-18年1月期(第1四半期)決算を発表している。売上高が前年同期比4.6%増の5.26億円となる一方、営業利益は同45.7%減の1.00億円で着地した。研究開発費や販売手数料の増加などが影響したもよう。18年10月期の通期業績については、営業利益で前期比11.2%増の9.00億円とする従来予想を据え置いている。

<6276> ナビタス 804 -134
大幅続落。東証が信用取引に関する臨時措置を実施している。本日売買分から委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)とされている。また、日証金も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を30%から50%(同20%)とした。同社株価は3月に入り急動意を見せ、9日に昨年来高値1015円を付けるまで大きく上昇した。一部メディアの業績予想がきっかけとみられる。

<4571> ナノキャリア 836 +67
急反発。前週末はイスラエルのVBL Therapeutics社から導入した遺伝子治療薬「VB-111」の第III相試験結果の速報が伝わり、ストップ安となっていた。みずほ証券では結果についてネガティブな印象としつつ、みずほ証券は「VB-111」を従来から業績予想に含めておらず、実質的な影響は乏しいとしている。同社で期待すべきなのは自社品「NC-6004」とみており、年後半に明らかになる米第II相試験の結果に注目しているという。

<3935> エディア 1343 +12
後場に一時1504円まで急伸。AI(人工知能)ソリューション企業のSPJとAI関連技術(機械学習、ディープラーニング、自然言語処理、ビッグデータ解析等)を活用した次世代カーナビ・ゲーム等の開発を目的とする共同研究開発を開始すると発表している。ユーザーの行動・会話をAIが学習し、ユーザーごとの趣味・趣向に合わせて自動で進化・最適化した世界観・キャラクターを形成するサービスの提供を目指す。



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配信元: フィスコ

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