IBJ Research Memo(4):2017年12月期は婚活事業の好調に加え、M&A効果により大幅増収増益を達成

配信元:フィスコ
投稿:2018/04/06 15:34
■業績動向

1. 2017年12月期の業績概要
IBJ<6071>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比79.6%増の9,461百万円、営業利益が同34.4%増の1,493百万円、経常利益が同34.9%増の1,493百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.8%増の1,036百万円と2ケタ増収増益となり、過去最高業績を連続で更新した。売上高は11期連続増収、営業利益は2011年12月期に黒字化して以降、連続増益が続いている。

婚活市場の拡大を背景に、主力の婚活事業が2ケタ増収増益と高成長を持続したことに加えて、2016年12月期第3四半期より連結対象となったウインドアンドサンのウェディング事業及び、2017年より連結対象となったかもめの旅行事業が通年でフル寄与したことが大幅増収につながった。また、会社計画比でも売上高、利益ともに上回って着地している。同社は2012年に株式を上場して以降、すべての期において期初会社計画を上回る数字を達成しており、適確な事業運営がなされているものと評価される。なお、特別損失として子会社ののれんを中心に減損損失163百万円を計上したが、未上場有価証券の売却益237百万円を計上したことにより相殺している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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