日経平均は一か月ぶりの高値で終わりましたが

2018/04/16 16:33

売買代金は今年2番目の低水準でした

けさは米国株安、円高ドル安で終わった先週末の相場のあとに米英仏によるシリア攻撃が行われたため、寄り前の動向が注目されましたが、米国株時間外取引が大きく上昇したことから午前7時台にシカゴの日経平均先物6月限が一時21990円 +220円高(先週末大証夜間取引終値比)まで上昇し、これを受けて小高く始まりました。

その後も地政学リスクの後退から買い戻しが進んで上昇幅を広げるところもありましたが、米国株時間外取引が上げ幅を縮小したことや、これにつれて円高ドル安に振れたこと、中国景気の減速懸念から上海総合指数や香港のハンセン指数などアジア株市場が続落したこともあって午後には下落転換する場面もありました。

各種メディアの世論調査で安倍政権の内閣支持率が軒並み低下し、日本の政治情勢に改めて不透明感が広がっていることや日米首脳会談を控えていることから投資家の買い手控えにつながり、終値は3月13日以来1ヶ月ぶりの高値となった一方で、日中値幅は104円08銭と今年最小でした。

地政学リスクの後退から、日経平均ボラティリティ―指数(VIX指数)は、取引時間中としては今年2月2日以来、約2ヶ月ぶりの水準まで低下しています。

東証1部の売買代金は2兆388億円と4月2日以来2週間ぶりとなる、今年2番目の低水準でした。

騰落銘柄数は値上がり1192銘柄、値下がり805銘柄、日経225採用銘柄では値上がり143銘柄、値下がり76銘柄となり、裁定解消売りの影響から値がさ株全般が安いなか、ファーストリテが1銘柄で日経平均を約40円押し下げています。

IT関連企業のさえない決算に失望した売りで、日経ジャスダック平均は大幅反落して安値引けし、東証マザーズ指数も大幅反落しました。

日経平均は5日以降連日で跳ね返されているボリンジャーバンドの+1σ(今日現在:21829円)をかろうじて上回りましたが、まだ上抜けしたとは言えません。

テクニカル指標も高値圏や高値圏に近いものが多く、引き続き上値の重さが意識されています。

今晩の米国株市場次第であすの日本株が始まる位置は大きく変わってきますが、もしまだ高いところがあるようなら、やはり段階的な利益確定売りを進めるイメージでいいと思います。

新興市場での決算失望売りも気になりますし、国内の政治的不透明感から来る買い手控えムードも気になるところです。

ただ中小型株のなかで、すでに調整が進んでいる銘柄に関しては買い下がりを始めてもいい水準まで来ているものもあると思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想
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