【買い】エリアリンク(8914)ストレージ(レンタル収納スペース)が好調◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/04/12 13:15

ストレージ(レンタル収納スペース)が好調

業種:不動産
時価総額:456億円
PER:24.50倍
PBR:2.71倍

【今期経常は18%増益、6円増配へ】
2/14に決算を発表。17年12月期の経常利益(非連結)は前の期比24.0%増の24.4億円になり、18年12月期も前期比17.6%増の28.7億円に伸びる見通しとなった。同時に、今期の年間配当は前期比6円増の46円に増配する方針とした。直近3ヵ月の実績である10-12月期(4Q)の経常利益は前年同期比72.9%増の6.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の9.1%→11.2%に改善した。世界的な金利上昇局面が意識されているが、日本では日銀総裁に金融緩和政策に肯定的な黒田東彦氏が再任されたほか、副総裁に雨宮正佳氏、若田部昌澄氏の両氏で脇を固めており、当面の間はリフレ路線の継続が見込まれている。加えてインバウンド特需に伴い地方の地価も上昇傾向にあり、不動産流動化を手掛ける企業にとっても追い風が強い。そのなか、不動産サブリースを手掛ける同社は「2025年12月期に貸し収納スペースの室数を前期実績比3.6倍の約30万室に引き上げる計画にあるなど積極的な戦略を打ち出しており、中期成長期待が強い。

【トランクルームに特化した私募ファンド】
3/20に同社は長谷工不動産投資顧と共同で合同会社ハローストレージファンド1号の設立を発表した。ハローストレージファンド1号はトランクルームに特化し、ストレージ(レンタル収納スペース)業界では先駆けとなるストレージのみを投資対象とした私募ファンド。運用期間は5年を予定しており、運用規模は20億円程度。対象物件はハローストレージ江東東砂プレミアム、ハローストレージ田無プレミアム、ハローストレージ練馬谷原プレミアム、ハローストレージ横浜睦町プレミアムの4物件。同社が開発、販売、運用を行う土地付きストレージを投資対象とし、レンダー・信託業務をりそな銀行、アセットマネジメント業務を長谷工不動産投資顧問、アレンジャー業務をデベロップ(本社:千葉県市川市)が行う。同社は2018年12月期において、コンテナタイプから土地付きストレージへの本格移行を打ち出しており、当期50物件の土地付きストレージを出店する計画。土地付きストレージの売却方法について、自社販売のほか、銀行や税務・会計事務所を通じたネットワークの強化に加え、その他の出口戦略としてファンド、REIT化にも取り組んでいる。


不動産サブリースが主力。トランクルームレンタルも展開。不動産売買なども柱。
配信元: 達人の予想

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