またも暴落!世界経済の低迷が始まる…?= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2018/03/23 18:48

不安定な相場が継続か

【3月23日の日経平均の動き】
23日の日経平均は前日比974円13銭安。
トランプ米政権が22日、知的財産の侵害などを理由として中国製品に高関税を課すと報じられると、米中貿易摩擦により世界経済が停滞するとの懸念が高まり主力株などが売られ、17年10月12日以来、約5カ月ぶりに2万1000円を割り込んだ。

【3月23日16時時点の為替相場】
円相場は23日16時58分時点では1ドル=104円98~03銭と、前日17時時点に比べ70銭の円高・ドル安水準で推移。
米中貿易摩擦懸念から市場のリスク回避ムードが高まり、安全資産とされる円を買う動きが先行した。

【3月26日に注目の業種】
為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比-0.70%)
2.建設(同-3.85%)
3.鉄鋼(同-4.96%)
4.ガラス・土石製品(同-6.21%)

これらのうちガラス・土石製品は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。

もし為替がこのまま円高に向かうのであれば日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくないため、3月26日の日本株は【前日と同水準を保つ】と予測する。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想