フェイスブック急落が重荷となったが、下落は一時的?= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2018/03/20 18:04

依然方向性が見えない展開

【3月20日の日経平均の動き】
20日の日経平均は前日比99円93銭安。
前日の米株市場でフェイスブック株が急落した影響で、これまで米株高をけん引してきたハイテク株の先行き不透明感が強まり、リスク回避の売りが出た。
ただ、大引けにかけては日銀のETF買い入れ実施の思惑から買い戻しが入り、下値を支えた。

【3月20日15時時点の為替相場】
円相場は、20日15時26分時点では1ドル=106円26~27銭と、前日17時時点に比べ36銭の円安・ドル高水準で推移。
事業法人の決済が集まりやすい5・10日であることから国内輸入企業からの売りが出たほか、日経平均株価の下げ渋りもあり、続落した。

【3月21日に注目の業種】
為替が円安方向に進んでいる今、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できる。
日本市場全般で堅調な推移となる可能性があり、このような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円安メリット業種>
※2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.輸送用機器(前週比-1.60%)
2.精密機器(同-2.30%)
3.電気機器(同-2.75%)
4.化学(同-2.95%)

これらのうち化学は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。

もし為替がこのまま円安に向かうのであれば日本株が上昇しやすい地合になると考えられるため、3月21日の日本株は【大幅高になる】と予測する。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想