[3月16日版] やっぱり、日経平均はダメなのか?

著者:中原良太
投稿:2018/03/15 19:02

【やっぱり、日経平均はダメなのか? 】

3月15日、日経平均は26円66銭高となりました。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がりした業種は13業種となり、残りの20業種が下落しました。

NYダウが依然、弱気な推移を続けています。これを受け、日本株も買いづらい地合いが続いていますね。

仮に、ぼく個人が「買いたい株」を挙げるとすれば、新興株が良いと思います。新興株は海外情勢や為替に左右されづらいので、今のような地合いでは資金が流入しやすいと期待しています。(実際、ぼくはほぼ全力で新興株を買っています)

ただし、方向感に乏しい相場状況であることから、なかなか上昇は期待できなさそうです。特に、16日は金曜日ですから、大引けにかけて土日休場を避けて、買い控えが強まる可能性が高いでしょう。

相場上昇が期待しづらい、今のような状況では、まだまだ下落していない株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+7.70%)
◯ 空運(同+6.31%)
◯ 医薬品(同+5.95%)

以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。

CME先物は、3月15日17時59分現在で対日経平均比-174円。そこそこ弱気な動きです。日本株市場は、ふたたび暴落につながるかもしれません。

今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。3月9日は、弱気で臨みます。今まで以上に、リスク管理に気をかけておきたいですね。

…ということで。3月16日も、気を引き締めていきましょ~!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想