【買い】くらコーポレーション(2695)外食業界の勝ち組◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/03/08 11:28

外食業界の勝ち組

業種:小売業
時価総額:1455億円
PER:28.81倍
PBR:4.00倍

【糖質オフシリーズメニュー増大】
「安全・美味しい・安い」のコンセプトの同社だが、健康志向の強い高齢者や女性に「糖質オフの麺類」や「シャリが野菜」になった新感覚のお寿司が人気化している。

【上場来高値更新は業績が裏付け】
3/5に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比19.9%増の17.5億円となった。新店寄与や堅調な既存店売上高などで国内が好調であった。またIT・機械化の推進など合理化効果も顕在化し、保守的な会社計画の上振れ期待が一段と高まる。回転ずしは外食業界で数少ない注目できる業態であろう。

【一段の上振れも】
ロードサイド型の回転すしを展開している同社に対しては「外食業界の勝ち組の1社」と評価できる。前17年10月期の連結営業利益は前の期比3%減の63億4100万円だったが、第4四半期(8-10月)は前年同期比で2ケタ営業増益と過去最高の収益を達成。
18年10月期の同利益は68億1000万円が計画されているが、70億円への増額も期待できる。


関西地盤の回転ずしチェーン。100円均一の「くら寿司」を直営で全国展開。

3/14追記 3/13に同社初の“洋食メニュー”として、新感覚イタリアン「カルボナーラ スパらッティ」と「イタリアンチーズハンバーグ」を16日に全国のくら寿司で販売開始すると発表しており「カルボナーラ スパらッティ」は、北海道産生クリームをベースにゴーダチーズ、パルメザンチーズ、マスカルポーネチーズの計3種のチーズを使用し、これにくら寿司こだわりの“7種の魚介出汁”を合わせることで、本格イタリアンの味わいと和のテイストを合わせた新感覚イタリアン。一方「イタリアンチーズハンバーグ」は、ハンバーグの中にチェダーチーズ、ゴーダチーズ、モッツァレラチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、カマンベールチーズの5種類を贅沢に使用しているのが特徴という。このほか「チョコとマスカルポーネのパフェ」も同時発売するとしており、洋食メニューで他社との差別化を加速する方針のようだ。
配信元: 達人の予想

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