住友鉱が続伸、コバルト価格高騰で株高への思惑募る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/02/23 14:10
 住友金属鉱山<5713.T>が続伸。今週前半に機関投資家とみられるポジション調整の売りに下押したが、その後は25日移動平均線に引き寄せられる形で上値指向に転じている。

 LME銅価格は2月9日に1トン当たり6700ドル台まで下押したものの、2月12日以降は急速な切り返しをみせ、足もとは7100ドル台まで回復。またニッケル価格も同様に2月12日以降急速に水準を切り上げ、直近1万3800ドル台と数年来の高値圏に再浮上している。この銅やニッケル価格の上昇に加え、最近はスマートフォンや電気自動車(EV)向けで高水準の需要があるコバルトの需給が逼迫、足もとの価格は2年前の3倍を超える水準に高騰しており、これが株式市場でも強く意識され始めた。そのなか同社株は銅やニッケル、コバルトなど非鉄・レアメタル市況との株価連動性が高いこともあって、先高期待が醸成されている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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