少なくとも日柄調整は続く?!

著者:斉藤紀彦
投稿:2017/11/21 16:31

買うなら中小型株で

けさは大幅高で始まったものの、終わってみればきょうの安値で引ける格好となり、相場が強い印象はありませんでした。

これで日足は3日連続で始値よりも終値の方が安い陰線となりましたが、半日足(前後場足)では6本連続の陰線となりました。

つまり金曜日の前場・後場、きのうきょうの前場・後場とすべて陰線になったわけで、外部要因で高く始まっても買いが続かないことが見えてきます。

今週は木曜日に日米ともに休場を控え、米国ではさらに金曜日も短縮取引になることから海外投資家の積極的な売買は期待しづらくなっています。

そんななかきょうの東証1部の売買代金は2兆5004億円と膨らまず、きのうに続いて3兆円を下回っていますので、戻り売りをこなして上に行くのは簡単ではありません。

きのう割り込んだ5日移動平均線(今日現在:22290円)を一日で回復したことは評価できますが、まだ17日の高値22757円が二番天井になる可能性も残されていますので、リバウンドがあったところでは、下で買えたものは利益確定売りをしていくのが無難だと思います。

一方で新興市場などの中小型株には資金が入っていると思いますし、東証1部の大型株が手掛けづらいだけにまだ銘柄によっては値を飛ばすものもあると思います。

ただもし日経平均が下に抜けて、16日の安値21972円を下回ったときには中小型株も連れて下がる可能性があるので注意が必要だと思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想