明日の株式相場見通し=自律反発に期待感、中小型株の頑強さ注目

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/20 17:38
 あす(21日)の東京株式市場は、引き続き下値固めの動きが継続するなかで、自律反発に期待できそうだ。外国為替市場の円相場が、1ドル=111円台後半の水準にとどまり、これ以上の円高・ドル安進行が回避されれば、比較的堅調な値運びが想定される。

 市場関係者からは「きょうの東証1部の売買代金は2兆3496億円と、最近にしては低水準にとどまった。これは、日経平均225種採用銘柄を中心に主力大型株の弱さが際立ったためだ。東証1部の値下がり銘柄数は700にとどまり、値上がり銘柄数は1263(変わらずは74銘柄)に達しており、中小型銘柄の頑強な値運びが異彩を放った」との見方が出ていた。

 週明け20日の東京株式市場は、前週末の米国株安や足もとの為替の円高・ドル安進行などを受けて日経平均は下値を探る展開となった。ただ、個別株への買い意欲は旺盛となった。日経平均株価終値は、前週末比135円04銭安の2万2261円76銭と3日ぶり反落した。

 日程面では、金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業、金融機関向けに先端IT技術などを提供するソリューション事業および人工知能を活用したイノベーション事業を手掛けるサインポスト<3996.T>が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、10月の全国百貨店売上高に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演、米10月のシカゴ連銀全米活動指数、米10月の中古住宅販売。(冨田康夫)


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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